ミーの日々是グダグダ日記

ミーの日々是グダグダ日記

映画+日々の出来事をグダグダと。
時々、飯あり(´∀`*)

Amebaでブログを始めよう!

ブラックミラーおもしろくてシーズン6以外も観てみたけど、当たり外れが大きくてついていけなくなり挫折。


そうこうしてるうちに本格的に金銭面がやばくなり現実逃避してる場合ではなくなり職探しをして、何とか仕事がみつかったので映画鑑賞再開。


ホラーな気分だったので、中越典子主演のJホラー【1303号室】を鑑賞。


実はこれ前にも観たことあって面白かった記憶があったんだよね。だからもう一度観てみたわけだけど、改めて観てやっぱり面白いなと感じた。


前半のJホラー特有の引き込む雰囲気は他にも引けを取らない出来だと思う。


外から見たらリゾートホテルのような立派な綺麗なマンションなのに、中に入ると古びた団地のようになっているエレベーターや廊下。でも部屋の中は綺麗で、なのに和室は異様な雰囲気。このギャップが世界観をガチャガチャさせるので、現実なのか夢なのか現在なのか過去なのか思考を混乱させてくる。


後半は、霊的な見せ方をしていたものがハッキリとクリーチャー化するというホラーあるあるな展開。そりゃないわと思いながらも、話の流れ自体はスムーズなのでそこはあまり気にしないでおこう。


この部屋で起きることの元凶である幸世と主人公・真利子が微妙にリンクしていって、終わりがみえてきたあたりから結局同じ悲劇が繰り返されるのか....と思わせるも、真利子がハッピーエンドな提案をして万々歳。


いやー感動したわ。幸世には寄り添ってくれる存在が必要なんだわ。


なんて涙を流したのに...


ちょっと!


幸世のことは結局誰も救えなかったという結末。真利子の「私は落ちませんよ」が虚しくなる結末。あんなに姉を慕っていた沙弥香の所業。


おいー!!!


そして「ええぇ...」を残すこの終わり方。


いいね、この投げっぱなし!


あんなクリーチャーにする必要あった?

あの親子何よ?

お母さんどこ行った?

この頃はまだ告知義務なかったんか?

などなど...

ツッコミどころ満載で終わるっていうね。


いいね、この色んなことが考えられる感じ。


好き嫌いが別れるこの感じ。大好き🤩


最後の沙弥香は、幸世の「ここは私とお母さんのもの」にリンクして姉の手を離したのか、姉を引きずり込むために手を離したのか....どっちともとれる感じが好き。


隣の謎の親子。あの子そういや真利子としか接触してないんだよね。そういやあの母親一言も発してないんだよね。と、思えば気味悪いことだらけ。「お姉ちゃんまだ居るよ」も幸世なのか沙弥香なのか....結果はどっちもだったけどゾッとした。あの親子も結局は幸世親子とリンクしてしまった人たちだったのだろうか。


あんなに幸せだったのにここまで崩壊するのか....誕生日のお祝いから徐々に壊れていく様は恐怖でしかない。どこかで逃げればいいのにと思うけど、そんな考えもなく母親との場所を守ろうとする幸世をみていると依存の怖さを感じる。虐待を受けているわけではないけど母親から疎まれてる真利子も観ていて切ない。霊的な怖さの他に心理的にもくる作品である。


しかし、そこまでしっかりした作りではないので(失礼🙏💦)重苦しさはないのがまだ救い。仄暗いくらいの雰囲気でやられたらキツかっただろうなと思う。


前に観た時は単純なJホラーとしての霊的な見せ方や何が起きているのかの謎部分が面白いなという印象だったけど、改めて観て以前は感じなかった母親と娘の親子関係に対してもいろいろと思うところがあったり、ガラケーやザ・平成というような若者たちに「あの頃は楽しかったなぁ」なんてノスタルジックな感情を持ったりと、怖いものみたさで観たけど怖い以外にも面白かった。


んでも、2回観ればもういいかな🙄

次は目新しさも無さそうだしね😅