来年も年明けてお正月4日5日くらいにTBS系列で放送する番組、
『さんま・玉緒のお年玉! あんたの夢をかなえたろかスペシャル』があります。
この番組は、道行く人の夢を聞いて、その人の持つ夢をかなえてあげる内容です。
ただし、二時間の枠内で5-7人ぐらいの夢しかかなえられないので、
面白い夢、応援してあげたい夢が優先されます。
丁度今の時期、全国のいたる所で街頭インタビューをしていると思います。
面白い夢をお持ちの方、どうしてもかなえたい夢をお持ちの方
良いチャンスですのでインタビュアーを見つけて思いのたけを叫んでみてください。
大抵、その都市の繁華街(たとえば、渋谷とか梅田とか仙台とか)にプラカードを持って出没していますので。
実は今日、私、大阪の街頭インタビューに行ってまいりました。
皆さん、既に現状に満足しているのか、単なるシャイなのか、
中々熱意のこもった夢について話を聞けず、苦労しました。
いざ聞けば、大抵、二種類の答えが返ってきます。
一つ目は、「バンドでメジャーデビューしたい」「舞台で芝居をしたい」こういう夢です。
大抵、熱意があるので有力な夢なのですが、
スパンが長すぎるのと、個性がないのが欠点です。
極端に現実的な、いわゆる「将来の夢」はこの番組ではかなえられないのです。
もう一種類は、「お金持ちになりたい」「世界一周旅行をしたい」「有名人に会いたい」こういう種類です。
たいていの人はこの夢がかなうために努力をしているわけでもないし、
もしかなうなら、TVの力でかなえて欲しいな、程度の夢です。
こういう夢を採用しても、視聴者は面白くありません。
どうしてもやりたい「熱意」がないと、わざわざ番組で取り上げる「必然性」がないからです。
したがって大抵、これらの夢もボツになります。
こういう状態なので、インタビューする側としては、無闇やたらに聞いて回りません。
大抵「自分の努力でかなえて下さい」
あるいは
「かなえられればラッキーだけど、かなえてあげる必然性はない」
答えが返ってきて、時間のむだになることが多いからです。
だからインタビュアーはこちらから話しかけずに、プラカードをかざして反応を待ちます。
「お!」と反応してくれる人がいれば、話しかけます。
その人は、少なくともこの番組を知っていて、夢を持っている人です。
だから、いったんその人の夢を聞きます。
次に、その夢を上記条件をかいくぐった「面白い夢」だと判断すればビデオカメラを回して、記録します。
今日は、6時間街頭にいましたが、4人の方にビデオインタビューしかできませんでした。
それくらい、「かなえてあげたいような夢」は枯渇しているのかもしれません。
でも、これらの人を否定しているわけではありません。
むしろ、人間としてはまっとうで、
現実的、あるいは夢見がちな人は、
夢がかなわなかった時に味わう、
「究極的な挫折の苦しみ」を避けることが出来るからです。
社会に適応的な、ある意味で優れた人間といっていいでしょう。
☆
話は戻りますが、実際に番組で取り上げられる「正解の夢」はどんなものなのでしょうか。
●「一度、砂漠に行って、遭難したい」
●「波乗りが大好きなので、世界一の大波に乗りたい」
●「巨大プリンのお風呂に入りたい」
●「アラブ首長国連邦で大金持ち体験をしたい」
これらは実際に放送でかなえられた夢です。
実は、上記条件をクリアせずとも、
画的におもしろいのと、
多くの人が仮に味わってみたいと思われるものが多いです。
視聴者は実際にこのような夢を追体験したいから、
番組を見てくれるものだからです。
こんな奇想天外な夢でなくても、
「努力をして、可能性があるけれど、あと一押しして欲しい」という夢ならかなうチャンスがあります。
たとえば、「バッティングの天才と呼ばれるスーパー小学生だけど、松坂選手と対戦してみたい」とか。
可能性を感じさせるものは素直に面白いので、採用されると思います。
こんな夢があったら、
是非怪しいプラカード持ちに話しかけてみてください。
ひょっとしたら、その夢かなうかもしれません。