エンジニアが転職や再就職をする時に自分に合った仕事を探すのに活用されるのが転職エージェントだ。転職のサポートを全般的に行ってくれるサービスであり、カウンセリングから開始してくれるのが特徴だろう。その結果に基いてエンジニアとしての能力や興味に合った求人を紹介してくれる為、適材適所でやりがいを持って働ける職場を見つけられることが多い。女性エンジニアも転職エージェントを利用して職場を探すという事が良くあり、サービスエンジニアのように女性としての人あたりの良さを生かして働ける仕事を紹介される事もある。
一方、エンジニアとして現場経験を積んできた女性の場合には転職エージェントになるという道も選ぶ事が出来る。転職エージェントにはもともと現場で働いていたという人が多い。これはエンジニアの能力を正確に理解し、企業から求められている業務についても正しく把握する為にはIT系の知識を幅広く持っている方が良いからである。それに加えて、業界内で働いていた人脈が役に立って企業からの求人を新たに獲得できる可能性も秘めているだろう。また、一般的に女性は共感性や人に与える印象の柔らかさといった面でのコミュニケーション能力が高いと言われており、その特性を生かして働く事ができる可能性も高い。エンジニアとしての経験を生かしながら、女性であるというメリットも活用して働く事ができるのが転職エージェントであり、有用な選択肢の一つとして考えてみる価値がある。
エンジニアで転職を考える時は迷いが付き纏う。前職で抱えていた不安が転職で解決できるかどうかは最も大きな心配であろう。
単独で再就職活動を行う場合、面接の段階までに対象企業の実態を読み取れなければ、同じ轍を踏んでしまう可能性もある。しかし、個人では企業運営の実績や評判を探る事はできても、運営の実態といった深い部分を探る事は難しい。
同時に、自分自身の能力を客観的に再評価して企業への価値をアピールできるだけの根拠を作る事も必要だ。
転職に向けた準備は入念に行う必要があるが、時間を掛けすぎても不利になってしまう。
転職エージェントは、対象者一人一人にヒアリングや面接サポートなどを通じて転職を効率化させる役割を背負っている。
エージェントは成功報酬という形でエンジニアを採用した企業から受け取る為、採用までのサポートはとてもきめ細かい。このサポートによって、個人で就職活動を行う事に比べて必要なアクションをかなり圧縮できる。
エージェントは募集を掛けた企業とも幅広い接触を行っている為、申し込みの登録情報で読み取れる内容に即した企業を探してくれる。つまり、登録情報を正確に書けば書いた分だけ、募集を広く集める事が出来るという事だ。
募集の候補が出た後、面接に進むかどうかは応募した人の意思に任される。
エージェントから前職について応え辛い質問をされるかも知れない。しかし、企業の面接担当者ではないので正直に答えよう。
腕の良いエージェントは、転職に至った正確な理由さえもマッチング条件に含める事で成果を上げているためだ。
なお、転職エージェントをさらにうまく使う方法は、『転職エージェントを使いこなせ！』というサイトで知ることができる。