それもそのはず、「地獄八景亡者戯」「朝友」「死ぬなら、今」という落語が元で死後の世界が舞台となっています。
関西出身のトップコンビが話す上方言葉は早くて聞き取りづらいところもありました。
ですが私も関西人同士で話すとめっちゃ早口になり、他県の方に「何を話しているかわからなかった」と言われたことがあるので、気持ちはわかります。
そういったこともありましたが、私は今回の作品大好きです!
大坂の両替商の若旦那である康次郎は菓子屋の嬢・お澄に一目惚れし、恋煩いで亡くなってしまいます。
しかもお澄みも同様。
こちらの世界にいるお澄を探し始める康太郎にどんどん仲間が増えていき、念願叶って結ばれます。
そこに閻魔大王の邪魔が入り…というお話ですが悪い人(嫌な人)が出てこないし全くドロドロせず、カラッとしていて観ていて嫌な気分にならなかったのが良かったです。
紅ゆずるの三枚目役もかなりいい。
普段はすごくかっこいいのに、喋り方や行動が面白すぎる康次郎の役という新たな一面を観てさらに好きになりました。
ドレスとはまた違った華やかさがある着物は
毎回幕が開くたびにその美しさに魅了されます。
燕尾服も大好きですが赤色の衣装も好きなので、"Rouge"だけに楽しみにしていました。
最初から全身赤色でかっこよくてポーっとしてしまいました。
ちなみに台湾でも公演するそうで、そのため赤色が取り入れたのかもしれません。
今回1番心をわしづかみにされたのは"Sakura Rouge104"。
第104期初舞台生のお披露目公演です。
もう可愛くて可愛くて…♡
一生懸命な姿に手拍子するこちらも思わず力が入ってしまいます。
これからもっともっと活躍してくれますようにと応援も込めて。
かなりお腹いっぱいの観劇になりました。