私はゴリと同居し始めてから、年末年始を一緒に過ごしたことはありません。
ゴリが遠方の実家まで、休みを全て使って帰省するからです。
私はこれに関しては、全く不満も文句も何もありません。
いままでも今でも当たり前の事だと思っています。
私の年末年始は、(昨年末までは、痛みを堪えて杖をついて何とか動けたので)自分で好きなものを買いに行き、普段はスーパーに並んでいないちょっと高い小さな蒲鉾を買ったり、温かい年越し蕎麦を食べたり(ゴリは真冬でも 蕎麦はざる蕎麦しか食べません)、ひとりなのでお節料理は無いけれど(元々好きじゃない)、大晦日は小さな鍋ですき焼きを作って食べたり、普段食べられないものを食べて、ささやかな贅沢を楽しんでいました。
TVも見たくないものは見なくていいし、とても快適に過ごしていました。
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今年もゴリは今まで通り帰省する予定で、私は自分でどこへも行けないけれど「ネットスーパーで届けてもらうから大丈夫」ということで話しは済んでいました。
ところが11月末に、ゴリのお母さんから電話があり
「娘一家(ゴリの妹一家)と東京に遊びに行くから、帰って来ても誰もいないから来なくていいよ」と言われ、年末年始の帰省が出来なくなりました。
その上に「東京に遊びに行った帰りに名古屋に行くから、私(お母さん)と、娘家族と孫夫婦を車であちこち連れて行ってもらいたいから、1月6日は有給を取って。」と言われて、即快諾していました。
私は突然の事だし、色々と考えていた自分の予定は全部無しになったので、正直言って複雑な気持ちでした。
ゴリは「一緒にいたいし、ちょうど良かった」なんて適当な事を言うので余計にモヤモヤしました。
でも、「私が生きているうちに、一緒に過ごす年末年始なんて二度と無いだろうな」と気持ちを切り替えました。
それからは、初めて2人で過ごす年末年始をどう過ごすか、何処へ行くか、などよく話していました。
私はいつもひとりだったので、お餅を少量は売ってないし、お雑煮も食べていませんでした。
でもゴリはお雑煮が大好物らしく「俺が作るから食べて」と張り切っているので、先日1k入ったお餅も買いました。
私は、ひとりで過ごすのが “当たり前” になっていたのですが、あれこれ話して計画を立てたりしているうちにワクワクして、年末年始が楽しみになりました。
ゴリも色々と提案してくれるし、楽しそうに見えたのですが…
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そんな中、昨夜ゴリのお母さんから電話があり「東京に行くのはやめたから、帰って来ていいよ。6日に娘一家と(ゴリの妹一家)と名古屋に行くから、6日と7日よろしく。」という話しでした。
ゴリが迷っているのは目の前で見ていてわかりましたが、「いや、帰るのはやめておくよ。」と、ゴリは返事をしました。
「最初は “6日に仕事を休んで” って言われたけど、7日は休めないよ。俺はいつ何をすればいいの?」とゴリがお母さんに聞くと、「あれ?そうだったの?よくわからんのよ〜 娘(ゴリの妹)に聞いてみるわ〜」と言う返事。
ゴリは笑って「じゃあ、またね。」と電話を切りました。
ゴリが電話を切った後、私は「私に遠慮なく帰省すればいいよ。(本心です)」「何で妹さんに直接電話しないの?」と言いました。
ゴリはLINEで家族グループ?を作っていて、妹さんともやり取りしていて仲がいいようです。
でも何故か妹さんに電話するのは嫌みたいで、私に「6日も7日も仕事休めるのお母さんを挟んで伝言ゲームしてても仕方がないでしょう」と促されて電話したものの、妹さんにもハッキリと「何日の何時にどこへ行けばいいの」と聞く事が出来ません。
それどころか妹さんに「お正月は(実家に)帰れるようになったから帰るの」と聞かれ、「うーん。まだ迷ってて決めてない。」と即答しました。
私にはついさっきまで、帰らない前提で色々と話していたのに
お母さんには「帰らない」と言ったくせに
妹さんとの電話が終わってから、
私「やっぱり帰りたいんだね。」
ゴリ「一瞬そう思ったけど、帰らないよ。」
私「妹さんに “迷ってて決めてない” って今言ったじゃない」
ゴリ「でも一緒にいたいから帰らない。」
私「今 私の目の前で “迷ってる” と言ったくせに、あなたの言う事はとってつけた嘘ばかり」
ゴリ「今年は、(私が)病気になったし帰らないよ。」
私「病気になったから帰らないそんなのいま初めて聞いたよ
来年以降、私が生きていても今まで通り帰るのに、何故今年だけ帰らないの
今年だけ “病気になったから” って、膵臓がん記念なのふざけないで」
ゴリ「毎年元日は、元日が命日のおじさんの連墓参りに、お袋を連れて行くのが恒例だから、つい “帰ろう” 思ったけど、帰らないよ。」
私はもう、悲しくて、虚しくて、呆れて、腹が立って、悔しくて…色々な感情が一気に押し寄せて来て、「ここにいたら病気と向き合う上で大切な、メンタル面でマイナスにしかならない」と強く思いました。
今日も散々話しましたが、“ゴリを帰省させる事” “同居を解消して私が出で行く事” が決まるまで、粘り強く言い続けます。
患者さんや、ご家族のブログを拝読出来ます
私もとても参考にさせていただきました