同居人のゴリは、スマホゲームの「ジグソーパズル」と「間違い探し」にハマっています。
いつでもどこでもスマホゲーム。
少し前に病院へ診察に行った際、私の車椅子を左手で押しながら右手でスマホゲームをしていた事があります
車椅子が真っ直ぐ進まないから“おかしいな?”と思っていたので、
私「片手でスマホゲームしてる?」
ゴリ「ごめん、もうやめる」
と言いつつやめなかったので、私が「危ない」と言った直後に車椅子はコインロッカーにぶつかりました
私の身体は前に投げ出されそうになり、コインロッカーに頭と膝を強く打ちつけ「痛い」と大きな声が出ました
病院スタッフが数人「大丈夫ですか?!怪我はありませんか?」「どうされましたか?」と駆け寄り、コインロッカーに打ち付けた私の頭と膝を見てくれて、「少し赤くなっていますね。もし痛みが酷いようでしたら、スタッフにお声掛けくださいね。」と言われました。
頭も痛かったけれど、足が痛くてたまりません
痛めたのは悪い方の足で、ただでさえ痛い股関節や膝が激痛で涙が出そうなくらい
車椅子を押してくれるゴリには感謝しているけれど、この時は激怒しました
私は上手く怒る事が出来ないので、怒っている時は無視します。
謝りつつも言い訳をするゴリを一切無視しました。
額は少しだけですが、膝は赤青紫黒と酷い打ち身になりました
暫くして、どうして車椅子を押しながらもスマホゲームをやめられないのか聞いても「わからない。ついやってしまう。」などと言うだけ。
休日に家に居ても、自分が選んだテレビ番組を見ていても、私が話しかけても、スマホゲーム。
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昨夜のことです。ゴリは出先から直帰でいつもより早く帰宅しました。
帰宅後は、テレビを見ながら食事を済ませ、そのままスマホゲーム
私は“早く帰宅したから好きな事したいかな…”と思い、1時間ほどして話し掛けました
私「話しがあるんだけど、いい」
ゴリ「(ゲームをしながら)うん。」
私「スマホを置いてくれないかな」
ゴリ「大丈夫、ちゃんと聞いてるから。」
私はまともに話が出来るとは思えず、
私「再発や転移があったら、もう治療はやめようかと思って。(そんな事は全く考えていません)」
ゴリ「(ゲームをしながら)ふーん。」
私「やっぱり、そうなったらセントラルクリニックの中尾先生に診てもらいたい。(これはちょっと思ってる)」
ゴリ「(ゲームをしながら)ふーん。」
私は早々に寝室に行きました
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今までは、テレビに夢中で人の話しを聞いてなかったのが、ゲームに替わっただけ。
そして、
・私との会話を全く覚えていない
・念を押した約束も寝たら忘れている
・自分が言った事も直後に忘れている
・毎日している事(例えば、毎朝 車と家の鍵を持って出る、冷蔵庫から出した豆乳を飲んで冷蔵庫に戻す、脱いだものをその場で洗濯カゴに入れるなど)を忘れる。
これらは以前からでしたが、頻度がとても高くなって、“病気じゃないかな…”と思ったりします。
スマホゲームを一切やめて欲しいなんて、全く思いません。
私が「話しがある」と言うなんて稀な事だから、せめてそんな時くらいちゃんと聞いて欲しい。
元々ゴリは(私を含む)人に対して無関心で、私は何とかしたいと今まで努力してきました。
私が“膵臓がんになって、大きな手術を受けて”少しは変わったなと思っていましたが、何も変わりません
「相手を変えるのでなく、自分が変わればいい」とかよく言われていますが、私が変わるという事は諦めると言う事になります。
《10年以上同居していても、結局私たちは大切な事は共有出来ない》と、何度も思い知るのが悲しくて虚しいです。
患者さんや、ご家族のブログを読む事が出来ます
私もとても参考にさせていただきました