こんばんは.記事を開いていただきありがとうございます.
先ほども,投稿しましたが先日予備校で受験生から質問をいただいたので,それについてのお話をさせていただきたいと思います.
早速質問内容ですが,「化学の間違いノートを作成しているのだが,時間が多くかかってしまっている.自身勉強法があっているのか分からない」というものでした.正直,この質問をしてきた学生は優秀なので,志望校も準難関国立ですが,「まぁ,受かるやろ」くらいの心持で担当の講師は考えており,私自身も安全圏に近いところに入ると思っているのですが受験生にとって,こちらのそんな考えは関係ないので質問にもしっかり答えましたし,学生からも状況整理に役立ったという言葉をいただいたので,お話しさせていただきたいと思います.
まず,結論から申し上げますと…「分からん」の一言に尽きます.
「なんと無責任な!それでも予備校講師か!?」と思われるかもしれませんが,前にもお話しさせていただいた通り受験は運ゲーなので,あらゆる選択が正解にも不正解にもなります.質問してくれた学生にもまずはそう伝えました.その上で逆に質問しました.「間違いノートの作成で何点あげるつもりなの?」と.質問に対して質問し返すのは,コミュニケーション上よくないとは思いますが,受験生に対して私は良く使います.これは,勉強自体が目的になっていないか.受験がただの勉強レースになっていないか確認するためです.
なぜ勉強して,どんな結果のためにどんな行動をしているのかをはっきりと理解しているのかを見たいからこの手法を多用しています.
私の質問に対して学生は「分かりません.考えたこともなかったです.」と答えてくれました.質問の答えとしては良かったと思います.科目ごとの目標得点があっても,現在行っている勉強で何点上がるかなんて分かりませんし普通は考えません.
続けて,「化学の間違いノート作成の時間を減らすのは化学の勉強時間を減らすのと同義だけど,その余った時間で他の苦手科目の点数を上げたらどちらが合格に近い?」と質問したところ,「その時間を古典に当てたら総合的な得点は伸びると思います」と答えてくれました.これは最初の質問を勝手にすり替えてしまっていますが,そもそも勉強法に正解・不正解なんて存在しないので,最初の質問に対して受験合格に近い勉強法という観点ですり替えを行った結果,学生の中で答えは出たようで良かったと思います.
上の話を例にしますと,A君とBさんという現状で英語と数学の点数がともに30点の学生がいて,3時間後に英語と数学の合計得点が高い方だけ合格という状況を考えてみてください.
当然二人とも3時間勉強するのですが,仮にA君は3時間全てを英語に費やし英語100点,数学30点を取ったとし,Bさんは英語と数学に1時間半ずつ使い,両方の科目で70点を獲得して140点を獲得した際,合格するのはBさんである.といった話になります.
受験とは上の話の科目を増やし,勉強時間を増やし,A君とBさんの人数を増やしたうえで初期位置をランダムにしたものになります.これだけ条件が変わると話も当然変わってきますが,持っておくべき根幹の考え方は同じです.”他の受験生より総合得点を高くとるために限られた時間を最大有効活用する.”というものになります.同じ時間なら,伸びしろが大きい方を優先的に伸ばそうという話です.学生本人には,「今の点数を見ると化学で15点上げてる時間で古典25点は上がると思うよ.」と伝えましたが,最終的な判断をするのは学生自身ですし,2次試験の兼ね合いもあるので「こうしなさい.」とは伝えていません.しかし,学生本人の中で方針は立ったらしく「12月の模試までは,化学の最難関問題の間違いノート作成を打ち止めし,その時間を古典に使う.」と話してくれました.
この質問をしてくださった学生さんは,考えが深く,なぜ化学の間違えノート作成に時間がかかってしまっているかを明確に把握していたため答えが簡単に出ましたが,そうはいかない学生さんも多いと思います.そういった時にも,予備校講師や学校の先生の意見も聞いてみたうえで判断していけると,より自身にあった
もし,この記事を読んでくれた受験生の方がいて,受験勉強があっているのか不安になった時はこ,時間対効果を考えて行動を決めてもらいたいと思います.そして,何度も申し上げているように(受験)勉強に正解・不正解はないので今の勉強法に盲目にはならずとも信じて勉強を続けてほしいと思います.
2020/11/17 KODOH