足の親指の後ろに何かが刺さった。ガラスを踏んでしまったような刺が刺さったような痛みだ。
ちくちくでもない、びりびりでもないがすごく嫌な感覚だ。急いで椅子に腰掛けて指の裏を確認してみる。
痛い。これ刺さったままだと化膿したりするんだよな。
その時ふと思った。
絶対に他のところも痛くなると。しかもこう動くはずだ。
足の裏をじっと見つめる。痛かった親指から順に人差し指、中指、薬指、小指と同じような痛みが移動して消えた。
こんな事は初めてなのに何故かびっくりするわけでもなく『なるほどね」
まるで魔法つかいにでもなった気分だ。
これが中枢神経が誤作動を起こし頭の中で作り出している痛みなのだろうか?

近頃季節の変わり目なのか、気圧の変化なのか、体調がすぐれない日々が続いている。
ヤバそうだと思った時に服用する1ヶ月に10錠しかもらえない薬もすでになくなりそうだ。

病と上手く付き合っていこう。
そんなの嘘だ。
治りたいはずだ。
このこわばった身体といつまで付き合えというんだ!
歩く事もままならない足といつもどこかが痛い身体と。
死ぬまで一緒なのか。

わたしはまだまだ甘くて、ベテラン線維筋痛症罹患者でもなく、ただの弱い人間なんだ。

たまには愚痴も言わなかったらやってられない。少しだけ弱音をはく日も必要だ。

読者になっていただいてる皆さん。気分を害してしまったなら申し訳ないです。