先日の心臓血管外科の心電図と足の血圧、血流の結果が出た。
主治医の診察日の前に出たのでとりあえず持っていかなければ。
事情を説明し「もうあそこの病院には行きたくない」
とだけ伝えると何故か涙が出てきた。
隣に寄り添う看護師さんが「うん、うん」とうなずきながら血圧を計る。少し高かった。

主治医は「行きたくないところへは行かなくていい。若い医師だった?」
「30後半くらいだと」
そうか、と顔を曇らせ
「紹介状を書いてあげるから○○医科大附属病院にしよう」とおっしゃられた。

何日か後に紹介していただいた病院でMRI、膠原病の検査、おまけにリウマチ課の診察では圧痛点の確認と盛りだくさん。
心臓血管外科の医師はとても理解のあるユニークな50代の医師だった。
触診ではわたしの左足首に着いた赤いミサンガ(本当は自身も着けたくない、娘が着けた)を見てこれは何か?と質問するので自然に切れるまで着けておくおまじないと説明すると欲しいと言ってみたり終始なごやかなムードだった。
主治医にはきちんと報告書と手紙を書いて下さった。
受け付けやその他色々な従事されている方々も丁寧でさすが都内の大きな病院は違うなぁ!と思ったりもした。しかしすごーーーく時間がかかる。予約があってもないようなもので1時間2時間まちは当たり前、一度来ると少なくても5、6時間はかかりへとへとになってしまう。


結果的には最新の素晴らしい医療器械を使ってもわたしの足の痛みは解明されなかった。
血液はすこぶる良好、血流が少し悪い、少しの動脈硬化、だから少しのさらさら血になる薬だけの処方。



「ママ結果はどうだったの?手術?」
「たいしてなんともなかった」
「はぁ???」



「パンダの赤ちゃんみたいなぁ」
上野動物園の前を通りすぎながら何日間も病院に付き合ってくれた娘におどけてみせるしかなかった。