初めて訪問する前には、
がんサポートコミュニティー
Cancer Support Communityってどんなところなんだろうかと調べてみた。


消化器外科医だった故竹中文良医師が、
1986年大腸癌になる。
竹中医師は、30年近く経験のある消化器外科医だった。
その医師が大腸癌になり手術を受けた。
手術が成功し、治療が終わり退院、身体が順調に回復、仕事に復帰して、色々なことをやりだしたとき、再発や今後のどうしようもない不安を感じたそう。。。
医師として治療に当たっていた時は、患者は入院して治療を受けているときが一番大変なんだろうと思っていたそうだ。
そして、退院する頃には医師としての自分は急速に患者に対する関心も薄れていった。
でも自分が癌になって、
患者にとって必要なものは、
医学的な診断と治療だけではなかったと気付いた。
その後、日本赤十字看護大学に転職。
癌患者の心理的社会的サポートの研究に取り組まれた。
2000年に渡米。
世界最大のがん患者支援非営利組織
Cancer Support Communityのトレーニングプログラムを終了。
2001年に癌によって影響を受けた人たちのためにCancer Support Community日本支部として
専門家主導の心理社会的支援施設
を東京に設立された。

このようにして
がんサポートコミュニティーが設立され、

①臨床心理士、社会福祉士、看護師といった
専門家によって運営されるサポートグループ

②ヨーガ、アロマセラピー、自立訓練法
各々の専門家をまねいて開催されるリラクセーションプログラム

③複数の医師による医療相談、その他、講演会、イベントを企画運営。

を行い、癌患者をサポートされています。


竹中先生ご自身が癌になって医療だけでは補うことのできない精神的な苦しみ、不安をどうすれば良いかと考えられ、米国で研修をうけ感銘をうけて創設されたサポートコミュニティーだからこそ私自身安心感がありました。

そして、
7月17日
はじめて虎ノ門にある
がんサポートコミュニティーへ訪問した。
入り口に掲げられている、故竹中文良先生の大きな写真が最初に私を迎えてくださった。