新緑の5月からやがて6月になっていた。
急性期の放射線治療による食道の状態も徐々に
回復してきて、完全ではないが徐々に普通食も取れるようになってきた。

空き家になった実家のことで妹が横浜から来たり、友達が訪ねてきてくれたり、神経内科の定期的な診察あったりと少しずつ体の方は徐々に戻りつつあった。

ただ精神面はまだ不安定で掛かり付け医の○○先生のところへは、
あれからもう一度、放射線科のM先生に飲んでみたら楽になるよと言われた薬のことを相談するために行った。

○○先生から
少し位なら飲んでもいいでしょう。
そして…
O先生から治療は完璧ですと手紙がまた来てるよと言われた。


暫くは食道炎の為にトラマール薬を飲んでいたので車の運転はまだ出来なかったが、
北海道で楽しんだ趣味のフラワーアレンジメントと同系列の教室が自宅から徒歩圏内にあると知り、再開した。
そこでまた新しい出会いもあった。
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そんなとき、
春から東京に単身赴任している夫から連絡がはいる。

知り合いから赤坂ACTシアターでの
宝塚歌劇団の公演のチケットを貰ったけど予定が入り自分は行けないので代わりに
千葉に住んでいる叔母さんと行ってはどうか?
ということだった。

主人も娘から私の様子を聞いて心配していたようだった。

新幹線に乗って一人で東京へ行く体力に自信がまだ持てなかった。

何度もどうしようかと考えたが、
叔母も行けると言うことだったので
同じ景色ばかり見ている日常から離れてみるのもきっと精神面でもよいのではと考えて
思いきって行くことにした。

2日後6月23日の公演
体力を温存したかった私。
到着した日に、掛かり付け医に相談してみた
デパス(エチゾラム)を飲んで寝た。
すると翌日は1日中寝てしまった。
でもそれで体は、すっきりしたようだった。

後に放射線科の先生から薬が効きすぎていたようですね。
といわれる。
結局一度飲んだだけだったが結果的に楽になれたと思う。

いつも浅い眠りだったのかな?
睡眠もとれてすっきりした私。。。

放射線治療でペースト食しかべられなかった私を入院中見舞ってくれた叔母は、当日私に会いとても喜んでくれた。

私もまた新幹線に乗って東京にこられるなんて。。。笑い泣き
転勤で以前、郊外だったけれど5年程生活したことがあり、甲状腺の手術は都内の病院でしている。
久しぶりの東京
やっぱり活気があるな。。。
嬉しい。。。

そして宝塚歌劇団の華やかな公演を見て感無量だったラブおねがい





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この時の滞在期間は大学病院での
診察が近日中にあったので数日程だった。
その間たまたまnetをなんとなく見ていると
目に入ったものがあった。

cancer support community
癌サポートコミュニティ

場所は東京。
主人の単身先の自宅から
近い。

内容を見ていると専門家が手厚くサポートしてくれるようでとても充実している。

直ぐに電話してみた。

そして、翌月改めて甲状腺の都内の病院での定期検診にあわせて
東京に来ることを決めた。


最近になって作家の岸本葉子さんも
cancer support communityに退院の後、
10年以上前に入られていたことを知った。