卵巣がんであることが発覚してから手術へ向けて色々な検査をこなして一段落したある日、
気分転換に買物に出かけたんです
癌でお腹が膨らんでいたから洋服ではなく、
可愛い靴でも買って気分上げてこうって思って♪
早速良さげな靴を発見
定員さんに声を掛け私のサイズを出してもらう間、「ここにかけて待っていて下さい」と言われ試着室の前の長椅子に座ったんです。隣には5歳位の女の子が試着中の母親を待って座っていた。
私が笑顔で微笑むと
女のコ「お姉ちゃんのお腹おっきいね」
私 愛想笑い…
女のコ「お腹の中に赤ちゃんいるの?いつ生まれるの?」
私 ……
妊娠出来ない私が、
癌でお腹が膨らんで、
妊婦に間違われる…
気分転換どころか一瞬にして打ちのめされ
ドン底の気分になった。
純真無垢な子どもの言葉は本当に残酷。
子どもから見れば、私は妊婦か太っているかの2択だ。30歳で卵巣がんで、もうすぐ子供が産めない体になる私には辛すぎる言葉だった。
私は靴を試す事なく逃げるようにその場から立ち去り、泣きながら車を運転して家へ帰った
暗い話になってしまいました
過去こんな辛い出来事がありましたが
今は43歳になり再発もなく彼氏もなく
日々を大切に過ごしております
今、癌と向き合って頑張っている全ての方が、快方に向かって行きますように
ではまた。