コミック会話のタイミング | アスペル君の父として

コミック会話のタイミング

 今朝の息子は調子が悪かった!

 布団の中でマッサージをしてくれとせがみ、母親に「痛い!」と声を上げる。とうとう嫁さんが怒って口をきかなくなっちゃいました。


 昔ならここでずーっとわんわん泣きどおしだったのですが、最近ではふてくされて目に涙を溜めながらも、なんとか学校には行くようになってくれました。きっと頭の中がぐちゃぐちゃで何も考えられないだろうとは思うのですが、そんなときはそんなときなりに、自分で感情をコントロールする術を覚えたようです。

 ずいぶん進歩してくれました。ふう……。


 ところで、しばらく経ってから嫁さんが息子に「コミック会話」を見せました。皆さんもやってらっしゃると思うのですが、トラブルの後にその様子を漫画で表して、「このときこうだったから、君はこうなっちゃったんだよねー」と解説するためのものです。


 ところが息子は、布団の中でぐすっている自分の絵を見て「ふん!」と顔を背けてしまいました。見たくないようです。そうか、本人の気持ちが落ち着いてからのほうがいいよな、と思いました。

 ところが彼はその後登校してしまい、今度顔を合わせるのは夕方です。そのときはきっと大はしゃぎで友達と遊びに行ってしまうでしょう。

 すっかり気分が変わったときに、朝描いたコミックを見せても「あー、あれ。もういいよ」と、今度もロクに見ないに決まってます。


 うーん、行為を振り返って「気づき」を与えるのって、タイミングが難しいなぁ。

 本当は天使先生に教えていただいたように、一日の終わりに感情の起伏を日記みたいに振り替えりたいんですが、まだチャレンジできていません。

 

 なんとか本人の「気づき」のためにも、「あのときの君の感情はね……」という振り返りを習慣化したいものです。