めざせ、無チ○ク | アスペル君の父として

めざせ、無チ○ク

 昨日、学校で特別支援教室を担任してくださっている先生と、発達支援センターの天使先生、センター長先生と私たちで、彼の中学進学について話し合いました。


 いろいろ話し合ってとても有意義でした。担任の先生から中学校の特別支援担任にきちんと引き継ぎをしてくださるということで、安心をしました。現在の問題点を明確にして、それを改善していくメソッドがはっきりしていれば、また中学でもソーシャルスキルの学習が継続できます。


 不安点はたくさんありますが、最終的には実際に進学して新しい担任の先生と接してみなければ分からないので、最後は天に任せるところはあります。いまから心構えはするけど、くよくよ心配はしない、といったところでしょうか。


 昨日の話し合いで何度も出たのですが、本人に小さな達成感を何段階も味わってもらうことが大切なようです。小さな課題を何個かクリアすると、大きなご褒美がもらえる。こうすることで本人に目標を与え、やる気を促して、能動的な行動を促すのだそうです。障害のあるお子さんをお持ちのお母さんで、既に実践してる方も多いのではないでしょうか。


 担任の先生も取り入れてくださっていて、宿題を一日やるごとに小さなシール、毎日欠かさず一週間続ければ大きなシールをノートに貼ってくださいます。

 最近では、朝起きれずに遅刻の多い彼に、無遅刻シールを用意してくれました。頑張って登校できた日はシールをひとつ。一週間無遅刻だったら大きなシールがプレゼントされます。


 先生はそのシールを貼るシートを「無チコキング」と名付けてくれました。無遅刻の王様になろういう思いが込められた、「ムシキング」を連想させる楽しいネーミングです。


 ところが、それを巡って事件が起きました。

 夕食の席で「パパ、今週は遅刻しなかったから、僕は『無チコキング』だよ」と嬉しそうに報告する息子に、私はあろうことか、先生の行為を踏みにじるような言葉を吐いてしまったのです。


「なに? 『無チ○コキング』?」


 途端にブーイングが飛んできました。

「パパ、下品!」

「あなた、なんてこと言うの?」


 ……いや、あの、ふと頭に浮かんだもんだから……。


 あああ。今回は下劣な話になってしまった。今日から読者になってくださった方もいるというのに。

 家族よ許せ。先生ごめんなさい。読んでくださってる方、たいへんすみませんでした。