快適に目覚めるための良い方法。 | アスペル君の父として

快適に目覚めるための良い方法。

 先日他の方のコメントにも書きましたが、子供が朝起きないのって、本当に辛いんです。

 うちの子も朝起きが本当に苦手。精神的に不安定だったりすると、いくら前の日に早寝しても、朝ぐずって起きません。布団の中で幼児のように泣き出すことも……。これって、やっぱり発達障害の特徴のひとつなんですね。


 起きない息子に夫婦して朝から激怒し、その日一日を不快な気分で送るということが続くと、もう本当に親をやめたくなります。

 そこで最近嫁さんが、息子を快適に起こすための方法を試みています。それが「リンパマッサージ」。


 これも障害の弊害で、運動機能が低い息子は、代謝が悪く太りがちです。そこで、整体師がよくやるように、肩や肩甲骨の下、腰、腿やふくらはぎの内側にあるリンパ腺を強めにこすってやるのです。するとその刺激で息子が目覚める。痛いんだけど半分気持ちよいから「やめて~」と悲鳴を上げながらも顔は笑っている。そうこうしている間に血行が良くなり、息子の体も目覚めてくるんです。


 最近は本人もこれを気に入っているのか、布団の中から「母ちゃん、こすって~」と言うようになりました。その頼み方がまた、アスペル特有の「人の気持ちが分からない」言い方で腹が立つんですが。

 これをやりだしたおかげで、随分時間通りに起きることができるようになり、遅刻も減りました。本人も代謝が良くなるし、なにより「痛い痛い」「じっとせんかぁ!」と半分ふざけながらやることで、置きぬけのコミュニケーションが取れるんです。


 そして副産物もあります。普段からそうやっていると、日中一緒にいるとき、息子がなにか怒りたくなるような言動をしたら「この、なんちゅうことをするんだ」と言いながら肩やお腹をこすってやるんです。相手には「それは悪いことなんだぞ、親は怒ってるんだと伝えることが出来ます。

 もうひとつ。親としても、いままで本気で怒ったり叩いたりしていたことを冗談めかして紛らわせることが出来る。まぁ、紛らわせちゃいけないのかもしれませんが、「おまえなんか出て行け!」と言うより、よほどこちらの気持ちが楽になります。


 一度ご夫婦同士で肩や背中や腰をこすり合って、「痛気持ちいい」感触を確かめてから、お子さんに試してみては。お勧めですよ。

 うちの嫁さんは偉い!