あ~ぁ~
私も事務所の支援で
また学生できないかな~(ウソ)
でもいいなと思う大学があるのはホント。
昨年、神楽の講座を聴いた
國學院大學で、
展示を観てきました。
「國學院大學博物館」(渋谷)
リンク先に開館カレンダー有り
10:00~18:00
(入館は閉館の30分前まで)
無料です。
ウサギは大学のマスコット。
企画展・常設展があります。
◆
まずは企画展へ。
ここだけ写真OK。
(フラッシュNG)
新元号・令和の出どころ「万葉集」。
この本は江戸時代、1643年の物。
万葉集が出来た奈良時代から
ずっと増刷(?)されてるって事だね。
今回の展示で、
平安時代後期の「万葉集」も
ありました。
企画展「和歌万華鏡」
-万葉集から折口信夫まで-
5/27(月)、休
前期:~5/26(日)
後期:5/28(火)~6/23(日)
展示入替(?)
◆
万葉集
古今和歌集
御撰和歌集
拾遺和歌集
新古今和歌集…等々
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1.うたの心
2.和歌の伝統
3.和歌の装飾の魅力
4.和歌に魅せられた人々(歌人・国学者達)
60点弱の小規模展示ながら
解説が心に沁みこんでくる。
(記憶の範囲で箇条書き的に)
●和歌は元は「倭詩」と言った。
●四季・自然を美しいと思う心は、
先人達が守り伝えた文化。
歌は心に響くから伝わる。
今の歌も同じ事。
カラオケで歌ったりするのも
やはり何か響くものがあるから。
●歌の世界では失恋も美しい。
あちらの世界、こちらの世界を
歌人達は行き来し、
その境界は曖昧…。
↑
これってホント、
現代の自分が、歌詞のある音楽を
聴いてる時と一緒だなぁと思った。
●歌には祈りがある。
●平安末期、和歌に対する想いから、
書体も美しく、
雅に装丁もするようになっていった。
王朝文化への憧れもある。
●平安・鎌倉時代、
歌合(競争)の形が作られる。
伏見天皇の時?
負けた方は悔しくて悶死した噂話も。
見方を変えると万華鏡のように
様々な和歌文化が見えてくる。
◆
副題の「折口信夫」は、
民俗学者・国文学者。
中学生時代から和歌を詠む。
國學院大學OB、後、教授に。
柳田國夫の弟子。
三島由紀夫の「三熊野詣」の
国文学者のモデルとも言われる。
(常設展に再現。現地にも現存)
箱根の仙石原に書斎作った。
様々な著作があり、
古代史や民俗の研究に
エジプト(の死生観?)も含み(?)
沖縄にも民俗の研究へ行っている。
「口訳万葉集(上中下)」では
歌を現代語に訳している。
↑
小さなミュージアムショップで
(ほとんど本。あと収蔵品の冊子。)
売っており、欲しくなったけど
1500円×3冊で躊躇(苦笑)
古本探そう…。
◆
そして常設展。
考古・神道・校史の3ゾーン。
神道ゾーンでは、
特集展示「即位礼」として
(こちらは5/26まで)
譲位・即位儀式の資料展示。
●前回の譲位(江戸時代)の絵図。
●皇太子のみが着用される、
黄丹色の装束(再現)、等。
神道ゾーンは写真NGで残念。
常設展示として、
●神道で用いられる様々な道具、
伊勢など数社再現。
●京都御所(昔?)のジオラマ。
●神田祭など天下祭の絵図。
●神社建築の図解、等。
↑
現存5~6種のうち、2種は
柱の打ち方など弥生時代から同じ。
この後、考古ゾーンも観ましたが
やはり弥生時代って
急に違う文化という感じがする…。
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芹沢友綺
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