今夏の豪雨、先日の台風、そして北海道の地震で、被害に会われた皆様に、ご不便な思いをされている皆様に、不安な思いをされている皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
1日も早く、少しでもお気持ちが穏やかに、そして日常の生活に戻れるよう、お祈りしています。
大阪に住んでいる私は、先日の台風に遭遇しました。
ありがたいことに人間、住居、お猫様たち、家財も無事で、断水・停電もなく、通勤経路も代替経路があり、台風の翌日からほぼ日常の生活に戻っています。
それでも台風が通り過ぎていった時間帯は、マンション全体が揺れて、体感的には震度3ぐらいに感じて、地震よりも長く続く揺れに、恐れと不安と孤独を感じました。
必ず通り過ぎることが頭では分かっていても、待つしかないと分かっていても、やっぱり怖かったです。
この日公開された『Delight Holiday』のポスター画像の明日海りおさんに、強張った心が、ほろほろと解されました。
そしてその夜にはスカイステージで初回放送された『ときめきの原点 最終回』。
真琴つばささんの回(明日海さんがホストだった回)に並ぶ最強の顔合わせ望海風斗さんと七海ひろきさんが語る「永遠のときめきの原点・・・宝塚」。
昼間の台風の動揺を引き摺っていたので、内容はわからなかったですT^T
でも、美しい人が2人、楽しそうに自分が好きなことを話している光景って、ものすごい癒しになるなぁ・・・って、ボォーッと画面を眺めていました。
今度はちゃんと中身を見よう。
さて、9月3日(月)『Thunderbolt Fantasy/Killer Rouge』を梅田芸術劇場で観劇してきました。
『Thunderbolt Fantasy』というか『東離劍遊紀』を全く知らずに観劇しました。
でもね、紅ゆずるさんはじめ、皆さんの再現率の凄さ、完璧さを実感しました。
舞台上に本当にこんな人たちがいて、動いてて、喋ってて、踊ってて・・・
なんだか現実からふーって意識が離れていくような感じがしました。
紅さんのお人形(正しくはそうじゃないけど、感覚としてはそう!)
綺咲愛里さんのお人形
礼真琴さんのお人形
七海さんのお人形。
中でも恐ろしいぐらいお人形感しかなかったのは、綺咲さんでした。
3DのCG?
ロボット?
幻覚?
って思うぐらい、人ならぬ感。
このお人形のまんま。
私の経験則が、あんなに可愛らしい、あんなにお顔の小さい、日本人はいない!人間はいない!!って全否定するのに、舞台にはあーちゃんがこのお人形のまんまな姿で存在しているから、現実なのか違うのかってじわじわ混乱するのです。
そして、やっぱり七海さんですね。
お人形よりも頭身バランスがいいなんて、絶対におかしいと思う。
何かトリックがあるんじゃないか?って、思うぐらい。
お役もかっこよかったのです。
強すぎてなんだか、あんまり当たり前に強いから、普通の感覚からぶっ飛んでいる感じで、素敵。
春にアホの喜六を演じていた人とは思えないぐらい。
七海さんの恐ろしいところは、かっこいい殤不患も、アホで可愛い喜六も、どちらも標準仕様なところだと思うのです。
裏技・裏芸的にアホで可愛いお役もできますー
ではなくて、アホもオモテで余裕でやっちゃってます、って感じます。
紅さんも礼さんも、ロビーにあったこのお人形のまんまのビジュアル。
他の星組生の皆さんのビジュアルも、いつもと違うお顔に見えるぐらいの作り上げ方。(あんまりにもいつもと違うから、ちょっと見分けがつかなくなった人も・・・ごめんなさい!)
もう、動く3Dアニメを見ているような、本当に人ならぬ者を見ているような気分になりました。
だから、タカラジェンヌに、こんなビジュアル系のアニメキャラの再現させたらいけないのにィーと、思ったぐらい。
『Killer Rouge』はやっぱりあっという間。
赤いポストマンの瀬央ゆりあさんがいないのは寂しかったけれど・・・
ちょっと妄想力に磨きがかかってしまったのかも知れないのです。
オペラ越しに、目が、合いました。
しっかりロックオンされました。
咲城けいさんに・・・
上手側で見つけて、オペラでロックオンしていたのです。
そのうち明らかにこちらに目線が・・・
時々「オペラ越しに目があった、ということにしておく」って表現される方、いらっしゃいますよね?
あれ、本当に目があってるんですよね?
オペラが向いているのって、わかるんでしょうか?
聖乃あすかさんのウィンク被弾したときのように、下級生さんにすっかり弄ばれているようなものです(´∇`)
咲城さんは、ショーでの表情や動きが伸びやかで清々しくって、上品な煌びやかさをいつも感じていたのですが、今回のショーでは、眉間のシワがいい感じになってきていて、熱さ・キザっぷりもいい感じで、ひゃーいつの間にって思いました。
初舞台から見ていると、こんな感動も味わえるんですね・・・しみじみ。
『望春風』はアレンジが花組公演の時とは違って、印象が一変。
言葉はわからなくても、こんな風にいろいろな表情をみせてくれる歌なんだなぁ・・・なんてしみじみと感じました。
来週には東上するこの両作品。
きっと東京でも観る人の現実感を引っ剥がしていくんだろうなぁ・・・。
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