ロベスピエールは、腰が据わってなくてふらついていた
ショーヴランは、前のめりにつんのめって小さくなっていた
でももし、
ロベスピエールの足が地に着いて重心が定まって
ショーヴランの目線が上がっていたら
ジャコバン党が思う革命が完成したのでは? と思ったぐらいです
ロベスピエールもショーヴランもギリギリの状態なんだと伝わってくるそれぞれの姿でした
それぐらい、七海ひろきさんも、礼真琴さんも、凄かった
最初は、「かいちゃん、ふわふわしてる?」という違和感でした
コンディション良くない?
いや例え本当に体調悪くても、それを芝居にみせるようなことは、するはずがない
そんなこと絶対に自分に許さない人だろう
なんでかな?
・・・
力というかエネルギーが、腰から上、特に肩から頭に集まりすぎて、重心が上がってる感じ
だから、ふわふわして見える
あっ ロベスピエールだからだっ
革命が自分の思い描いたカタチに進まず、自分への支持や忠誠にも翳りが出てきて、頭が良すぎるロベスピエールが焦っている姿が、これなんだ
民衆のために、自由・平等・博愛を実現すること
自分の頭脳だけがそれを実現できる
もうすぐ完成するはずだったのに、なぜっ
考えなければ、手を打たなければ、どうする?どうする?どうする?・・・と、頭をフル回転させていたから、肩から頭に重心が上がって、ふわふわとした動きなっている
そう感じました
ショーヴランは、だんだんと小さく硬くなっていくように見えたのです
だから「こっちゃん、なんでこじんまりしてるん?」と不思議に思ったのです
ショーヴランは革命とロベスピエールを信じて、そのために汚れ仕事も厭わずこなして、力こそ全てだと信じて、動きながら考えるタイプのような印象を受けました
だからこそ、成功したはずの革命が、自分の思い描いたような暮らしや安らぎを与えてくれないことへの焦りで、目の前のことしか見えないぐらい前のめりになっているから、物語が進んでいくほどに、熱が内に向かって、小さく硬く見えだしたのだと思ったのです
そんな風に感じるほど、七海さんはロベスピエールだったし、礼さんはショーヴランだったと思いました
そんなロベスピエールとショーヴランを見ていると、やっぱりこの2人にとって大義があったんだなと、ずしりと感じるものがありました
だから『ロベスピエールの焦燥』も『栄光の日々』のショーヴランのパートも、聞いていて胸に迫って切なくなりました
(粛清・弾圧はよくないとしても)
同じ物語でも気持ちの寄せどころが変わると、見え方・感じ方が変わると実感しました
そんなロベスピエールさんとショーヴランさんが、サーベルダンスで本っ当にっ、素敵な表情で踊られているのですよ
七海さんなんて、絶妙のタイミングでキラースマイルをぶち込んでいて
振りで軽く首を傾げるところがあるのですが、七海さんの傾げ方ときたらっ
「はぁ・・・」とため息が漏れそうでした(堪えた私を褒めたい!)
このサーベルダンス、パーシーのすぐ後ろ、ロベスピエールとショーブランなんですよね
2人ともサーベル持ってるのに、パーシー背後をとられてアカンやんっ
と突っ込みたくなりながら微笑ましく思いました
咲城けいちゃんのこと等は、別にしたいと思います
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