『燃ゆる風 -軍師 -竹中半兵衛ー』千秋楽おめでとうございます
とうとう終わってしまいましたね
東京でも再演したら良いのに・・・
そう思うぐらい、素晴らしい作品でした
七海ひろきさんが、本当に素敵だった
半兵衛として生きている、と伝わってきました
本当に東京でも再演したら良いのに・・・
舞台写真も発売されてないし・・・
勿体ないなぁ・・・
では、もう少し登場人物について
2回目は、女性たちの生き様にも、とても心を動かされました
半兵衛の正室いね(真彩希帆さん)と、濃姫(音波みのりさん)
1回目の観劇の時にも、この2人の乱世を生きる女性としての辛さと強さに心を動かされましたが、さらに凛としたしなやかさが溢れているように感じました
「乱世の定め」として受け止め悲嘆にくれるのではなく、愛する人のためや大切なことのために、その時自分ができることにまっすぐに向き合う、そんな潔さを強く感じました
いねには潔さだけでなく、2幕冒頭で半兵衛には戻ってきて欲しいと言う姿から、内に秘めている心細さや本当の家族を知らない寂しさが伝わってきました
いねの内に秘めた心細さを感じたので、半兵衛が今生の別れの時にいねにお役目を託したのは、親に会ってみたいといういねの願いを密かに叶えるためでもあったんだと、気づくことができたのだと思います
1回目に観たときも感じましたが、いねはずっと半兵衛を見つめています
それは終演後のご挨拶の時までそうでした
ここはいねというよりも、真彩さんとしてですね
七海さんのご挨拶を、一言たりとも聴き逃すまいと、七海さんの後ろ姿を見つめながら、一所懸命聴いている姿が、とっても可愛らしかったです
三郎太の天華えまさんは、半兵衛へのまっすぐな思いが溢れる好青年ぶりが、さらに瑞々しくなっていたように感じられました
だから分かっていても1幕最後で戦死するところでは、深手を負いながら敵兵の前に立ちふさがり、体をはって命がけで半兵衛を逃す姿に、ありがちな展開かも知れませんが、やっぱりいっぱい泣かされました
1幕で三郎太が死んでしまうので、2幕は天華さんは足軽として出ています
その足軽の中で1人だけお顔がほとんど隠れるぐらい深く陣笠を被っている人がいました
多分、天華さんだったと思うのです
舞台に出ている方って、やっぱり自分の顔を見て欲しい、見つけて欲しいものだと思うのです
だからお顔が見えるようにしたいのが人情だと思うのです
それなのに、ほぼ顎のラインぐらいしか見えないほど深く被っているのは、
「あれ?三郎太、生きてた?」
なんてお客様に小さな引っかかりも与えないための配慮のように感じました
鈴木圭先生の指示かも知れませんが、天華さんが三郎太・足軽それぞれの役に徹しているように感じられて、天華さん良いなぁと思いました
最後に信長の麻央侑希さん
1回目に観たときは、テンションの高いエキセントリックな感じの強い信長でしたが、2回目ではテンションの高さやエキセントリックさに加えてドッシリとした重みも感じました
なのでもっと信長っぽいなぁと感じました
七海さんはじめ出演者の皆さんの魅力が溢れる素敵な作品でした
もう
本当に
かいちゃんカッコよかった 美しかった
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