診療日誌
昔と違って、和牛の長期在胎が増えたなあ、
と思う今日この頃。
予定日より10日遅れれば長期在胎と
診断して保険が適用されます。
金曜日、例によって朝早く行って分娩誘起
の処置をして、翌日の「無事産まれました」
の連絡を待っていました。
土曜日の夕方、スマホが鳴ったので、
「良かったねえ」と受けると「それがねえ、
お昼に破水したのに頭に触れない」という
心配の電話でした。
農家に着くまでの1時間、毎度のこと、
頭の中では想像力フル回転、どんな難産?
子宮捻転?過大児?胎児失位?帝王切開の
手順は?e.t.c
さて、覚悟を決めて内診をしてみると、
1時間という猶予のおかげか、胎児は
大きいもののすでに正常の体位に戻って
いて、いつものように滑車を使って無事に
引っ張り出すことが出来ました。
金曜日の朝の分娩誘起処置によって
土曜日の午後には分娩するはずの牛が
まだ産まないんだけど、と日曜日の朝早く
連絡がありました。
急いで行って産道に手を入れて見ると
いちばん恐れていた子宮捻転でした。
さっそく庭先に引っ張り出してから、
ギャラリーの手を借りながら牛体を、
ゴロン、ゴロン、ゴロン、ゴロン。
これで何とか捻転は整復はしたものの、
やっぱり産道が狭い中、頭を確保、
そして両前肢を滑車で牽引して、やっと
大きな子牛を引っ張り出しました。
けれども子牛はすでに死亡。
まあ、母親だけでも、と慰めていたら、
母親が次第に痙攣し始めて、そのまま
天国へ旅立ちました。
まるで我が子を追うように。
一晩中苦しんで体力も魂も尽き果てた
のかも。
もう少し早かったら・・・・・😩、と
胎水まみれのアナログ獣医は
先日、和牛の去勢をしたところ
右側の睾丸が陰嚢の中にありませんでした。
左側の睾丸だけを摘出して、数日後
精査してみてもやっぱりありません。
これは降りてくるべき睾丸が
腹腔内に留まっている陰睾、すなわち
潜在精巣(病気というより一種の奇形)
というもので、とても珍しいものです。
そこで前の職場の若手獣医師も呼んで
開腹後、所在不明の睾丸を摘出しました。
今までの経験(すべて左側)からして、
ほとんどの潜在精巣が隠れていた場所を
探って見ると、今回の右側のほぼ同じ
場所に、ちょっと小さな睾丸を見つける
ことができました。
メデタシメデタシ😮💨
たぶん🤔もう雪は降らないだろう、
とは思うもののやっぱり朝晩は寒くて。
家畜の保険金の限度が超過したので
昨日ある農家に集金に行ってきました。
ガソリン代⛽️が200円の今、
片道50キロは痛いです😓、が、
いい出会いで痛みも取れました。
昨年の春に生まれた2頭のウマが
立派に育って見るからに凛々しく
なっていました。
暮れに見た時はまだ身体がケバケバして
いたのに🐴、良きかな🥹
この時期に忘れた頃のドカ雪というか。
昨日からハラハラ降っては溶けていた
雪が朝起きてみたらドーンと積もって
いました。
なんと今シーズン初めての雪かき、
水分が多いせいか、とても重い雪でした。
さて、今日は午前中に山の中にある農家に
人工授精で行く予定がありました。
向かっていると電話があって、なんでも
いつも通っている道は木が倒れて
通れないとか。
では他の道は?と聞くと、除雪車が
まだ来ていないみたいとか。
行ってみると、やはりまったくの新雪
の道。
もう半分賭けのような気持ちで、1キロ
くらいの山道を登っていきました。
おかげさまで行きと帰り、対向車もなく
無事に帰ってくることができました。
温かい、と喜んでいると
また急に気温が下がったり、
人間でも体調管理が難しい😓
今日この頃、カゼと下痢の治療に
毎日通っている農家では、結局
子牛5頭が罹患してしまい、その中の
1頭が肺炎のために死亡しました。
再発の経過と症状を考えると
人工哺乳の際の誤嚥が原因だった
可能性が考えられました。
でも、なぜこの子牛だけが人工哺乳?と
調べてみると、この子の母牛「なな」は
12月にこの子を出産した後、夜
子宮脱を起こして死亡したのでした。
母牛と子牛で。とても残念です😢
気温の低い日が続いている毎日、
風邪をひいて下痢をしている子牛を
診ていますが、再診で行ったら
下痢の子牛がもう一頭増えていました。
ただ、今日は次第に気温が上がってきて、
やっと冬の出口が見えてきたような
感じがしました。
そんな仕事帰り、陽射しで暖まった
診療車の中で読書をするのが今の私の
マイブームです。「百年の時効」
尻尾フリフリのイヤリングを作って
みました。
厳しい寒さの中の久しぶりの
暖かな陽射し、なんと懐かしい。
お花畑を蝶が舞うような、
そんな気候に早くなって欲しい
と願う毎日です。
毎日寒くて寒くて
どうしようと思っています。
やはり人間、歳をとると寒さに
弱くなると、どこかの先生が
言っていました。
こういう時は服をたくさん着ないと。
今年は例年にない異常な寒さを
痛感しています。
さぶい🥶の三乗くらい。
今朝は洗濯を始めたら
洗濯槽が凍っていて途中で
止まってしまいました。
そんな中、ある農家に往診に行くと
ひょっこり可愛い柴犬が出てきます。
ときどき道の駅に出荷している漬物を
いただくので御礼にブローチを
作ってみました。

