小学校一年生。
幼稚園から一緒の小学校に進学する子は一人もいなかった。
初めてのランドセル、ツーピース、黄色い帽子。
ひとりで寂しく入学式を迎えた。
入学式が終わるとクラス分けされた教室に入った。すると女の子達がたくさん話しかけてきてくれた。おそらく周りの子よりも背が高かったから、よく目立っていたのだろう。
気づいたら友達出来るかなという不安は取り消され、これから始まる小学校生活に胸を膨らませていた。
私が笑顔になっていたから母も喜んでいた。
翌日、学校が終わり家に帰っていると前に同じ黄色い帽子を被った子がいた。よく見ると同じクラスカラーの名札をしている。私は躊躇いもせずに話しかけた。
「私同じクラスのえりかって言います。一緒に帰ってもいい?」
「うん、私ははるか。一緒に帰ろ?」
話して行くとはるかちゃんとはお互いに家が近いことが分かった。そのまま家に帰ったあと遊ぶ約束をし、別れた。
入学二日目で早速友達と約束してきた私を見て母は笑っていた。
はるかちゃんとはその後も毎日一緒に帰りいろいろな話をした。
お互いにシール集めが大好きだったから、シール交換もたくさんした。
周りの女の子も二人は本当に仲が良いねと言ってくれるくらい常に一緒だった。
担任の先生は怖かったが、はるかちゃんが居るから学校に行くというくらい大好きだった。
その後も勉強は難しかったけど、クラスにも恵まれ難なく一年生は終了した。