これから戦闘機に乗り込み、目的地を目指す。既に皆、昨晩支給されたプロテクターと銃を携帯している。
プロテクターは全体的に動き易い作りで、素材はゴムなんだろうか?よく伸びる、伸縮性のある素材だ。
そして凄くシンプルな設計になっている。戦闘機は5台あり、各戦闘機には既に護衛がスタンバイしている。
「いよいよだな。ここからは皆、完全別行動だ。次に会うのはシルバードがいる場所だ。そん時はゆっくりお話ってわけには行かないが、ムリはするなよ。」フェイバーがそう言うと、ブライトは「敵の数も戦力も相当だろうな。気合い入れていかねぇとな。」そう言って、ヘルメットを被る。」
「とにかく、ムリはしないで目的地で会いましょう。」キャリーも腕の様子を確認しながら言った。
「フェイバー大尉、あと1台戦闘機がありますが?」アルバートが言うと後ろから声が聞こえた。
「それは私が搭乗する。」そう言ってジョージが現れた。
「こうやって会うのは始めてかな?君達のバックアップを入り口近くの作戦基地で行う。君達がミッションを完了させたら君達の場所まで行くのでそこで待機してくれ。」そう言って、ジョージはプロテクターの首元を直した。
「諸君、準備は良いかね?間もなく出発の時間だ。ここから先は私たちもここに残り見ている。全員の無事帰還を願っている。十分、警戒して作戦に当たってくれ。」大統領はそう言った。フェイバー達は敬礼する。
大統領も敬礼する。
「それでは皆、各自指定された戦闘機に搭乗してくれ。出発だ。」ベンの声がアナウンスで聞こえる。
「じゃ、次に会うのはドンパチの最中だな。」ブライトがそう言うと皆、笑った。
4人は円陣を組んだ。フェイバーが声をかけようとするとマリアが入ってくる。マリアはニコッと笑って手を差し出す。ブライトはマリアの頭を撫でる。そして皆、手を差し出す。
「ここにいる、今まさに作戦を実行しようとする俺達は皆この時代の人間じゃない。未来の人間だ。
しかし、この時代は俺達が暮らしていた未来に繋がっている。この時代の為に!!未来のために!!そして人類の為に!!」フェイバーがそう声を上げると、ブライト、キャリー、マリア、アルバートも続いて声を上げた。
「人類のために!!」そう言って、手を一旦下げると再び上げた。
そして、5人はそれぞれの戦闘機に向かった。
ブライトはメイと抱き合い、そして戦闘機にむかった。
「ねぇ、緊張してる?」キャリーが笑ってフェイバーに聞く。「そんなキャラに見えるか?」
フェイバーはニッコリ笑って答える。「気をつけてな。」フェイバーはそう言って拳を差し出す。
「お互いに。」キャリーはニッコリ笑ってその拳に自分の拳をぶつけて返事する。
そして、それぞれが戦闘機に乗り込む。護衛はそれを確認すると素早く戦闘機に乗り込んで行く。
「では、諸君。作戦の成功を祈ってる。神のご加護を。」
大統領の声が機内に響く。スタッフがそれぞれの安全チェックをする。
「出発準備に入ります。各自、スタンバイしてください。」女性の声でアナウンスが流れる。
すると戦闘機のエンジンが入り、出撃態勢にはいる。
目の前のゲートがゆっくりと開き出す。ブライトは「なぁ、お前らでも緊張とかするの?」っと護衛に聞く。
しかし、護衛は素っ気ない返事で「その様な感情はありません。」と答え無言になる。
ブライトは「へぇ~それは羨ましい事だ。」そう言って前を見る。そして一言言う。
「でもさ、コミニュケーションって必要だと思うぜ。」そう吐いた。
一方、部隊Aの戦闘機がゲート前まで移動する。そしてブースターが点火される。
「部隊A、出撃します。」そうアナウンスが流れるとギュィーンと言うエンジン音と共に一気に体が後方に向けて
Gがかかり、凄まじいスピードで出撃する。B、C、Dの戦闘機も続いて出撃する。後方ではゲートがゆっくり閉まっている。「目的地までの到着時間15分です。」そうアナウンスが流れた。
そして、しばらくすると再びアナウンスが流れる。ベンだ。
「これより15分で目的地上空に到着する。目的地は山岳地帯の為、着陸ポイントが無い。君達はそれぞれのポイント上空から降下してくれ。着陸したら素早くスタートポイントで待機だ。君達を降ろしたら、その戦闘機は基地に帰還する。そこからの指示はジョージから受けてくれ。検討を祈る。」そう言ってアナウンスは終わった。そして、それぞれの機内ではモニターを見ながらの作戦の最終確認がされた。
陣形の最終確認も同時にされ、各自が万全の態勢に入った。
そして、アナウンスが流れる。
「目的地上空に到着します。各自、降下準備を始めて下さい。降下が完了すると、この戦闘機は基地に帰還します。」
