■前提
・現行環境(現)は、Win2012、SKYSEA v16.1(最新のちょっと前)、内蔵DBはSQLserver2008sp2、ドメインメンバーとして構成
・新環境用(新)マシンはWin2016、インストールするSKYSEAは v16.3、内蔵DBはSQLserver2014sp3
・移行前後で、現行環境から新環境へIPアドレスおよびホスト名を挿げ替え
■作業の流れ
1.(新)事前作業
・(新)をドメイン離脱後、LAN抜線
・(新)のIPアドレス・ホスト名を現行と同じ値に設定
・(新)の初期セットアップ用に(現)のバージョンのライセンスキーとインストーラを取得
→ SKYSEAの保守サイトから取得する
・(新)のバージョンアップ用に最新ライセンスキーとアップデータを取得
→ 同上
・(新)に(現)と同じバージョンのSKYSEAをインストール
→ サーバ移行補助ツールにてSKYSEA通信を遮断状態にしておく
2.(現)事前作業
・(現)※の死活監視を停止
※IPアドレスとホスト名は挿げ替える為、(現)というよりはSKYSEAサーバ用のIPアドレスへの監視
・移行直前日の業務終了後に(現)をドメインから離脱し、システムバックアップ取得
→ システムリストアが想定されるタイミングでは(新)がドメイン参加しているはずなので、ドメイン参加状態で取得した(現)のバックアップはリストアできない可能性を考慮
3.切り替え当日作業
・(現)のSQLserverをアップグレード&再起動
→ データ移行の保証前提として現新サーバのSQLserverバージョンが一致している必要あり
→ (現)のSQLserverと同じバージョンで(新)を構築する場合はSKYSEAv10でインストールする必要があるが、v10はWin2016非サポート
・(現)のSKYSEA設定バックアップ
→ 外付けHDDに保存
・(現)のLAN抜線
・(新)に設定をリストア及びリストア後の設定作業
・(新)のLAN接続
→ サーバ移行補助ツールで遮断していたSKYSEA通信を許可状態に変更
・(新)のリストア直後動作確認
・(新)のドメイン参加
・(新)のドメイン参加後動作確認
・(新)のSKYSEAバージョンをアップデート&再起動
4.切り替え後確認
・管理機、端末機のエージェントアップデート確認
→ 運用環境へのアップデート配布確認
・業務運用作業の確認
・(新)の死活監視を再開
→ (現)と同じIPになっている為
・(新)のシステムバックアップ取得
・(新)の資産情報バックアップ取得
このような感じでした!
今回は設定作業をベンダSEさんにやってもらったので、詳細な内容は把握していません。
現新環境での設定バックアップリストアによる移行では、現新のIPアドレスとホスト名が一致している必要があるそうです。
それを考慮しての前準備が色々あり、抜け漏れチェックや新たに気付いた課題の対応検討などが楽しかったです♪