順不同になりましたが…

 

2部 お芝居 二人忠治

*配役*

国定忠治*都京弥座長

偽忠治/腐れ鮪の鯖吉(クサレマグロノサバキチ)*光乃みな花形

ならず者*眞田雅透さん

 

仏一家

姉 おはま*京乃夢華さん

妹 こはま*京乃さやさん

 

赤沢一家

親分*京乃健次郎さん

子分 辰三(タツゾウ)*眞田雅透さん

 

 

*あらすじ*

1場:茶店前

わざとぶつかっておきながら、「足を踏んだ。酌の相手をしろ。」と、ならず者に絡まれていた仏一家の姉妹。

茶店から出て来た鯖吉が割って入る。

鯖吉が、「上州は佐位郡中国定村の…」と言いかけると、「国定忠治」と早合点し慌てふためいて去って行くならず者。

「うちに草鞋を脱ぎませんか。忠治親分さんが、うちに草鞋を脱いでくれると格が上がります。」と頼むおはまに、偽忠治は仏一家に草鞋を脱ぐ事にする。

仏一家へ向かう三人の後を追う男がいた。

 

2場:仏一家

三人の後を追った男が、「国定忠治が草鞋を脱いだと聞いた。会わせてほしい。」とやって来る。

長岡の忠吉と名乗りるその男は、「若いもんの端に加えてやってほしい。」と頼む。

国定忠治の顔を見た事がないと聞いた偽忠治は、その頼みを了承する。

こはまが、赤沢一家の辰三にかどわかされてしまう。

置手紙には、「賭場帳、縄張り帳、一切合切持って来い。持って来なければ、娘お嬢さんがどうなるか分からないぞ。」と書かれていた。

怖気付いた偽忠治は、助けに行く振りをして逃げる算段だった。

「忠公、待て。偽忠(ニセチュウ)、待て!」と呼び止める忠吉。

忠吉が、本物の国定忠治と知るや否や、それまでの経緯を話し、

「忠治親分の名を悪い事に使った訳ではなく、人助けの為に使った。」と弁解する偽忠治。

国定忠治が名を尋ねると、偽忠治は、「腐れ鮪の鯖吉」と答える。

赤沢一家へ行き、妹お嬢さんを助ける様に言われた鯖吉は、「行っても斬られる。行かんでも斬られる。」と渋々赤沢一家へ向かう。

「万事は忠治に任せておきな。」と鯖吉の後を追う国定忠治。

 

3幕:赤沢一家

素行がおかしい辰三に、訳を聞く赤沢親分。

辰三は、「元は国定一家の若いもんだったが、忠治に、女房ばかりか娘、挙句には母親まで手籠めにされ、赤城山を降りたと言う忠治の行方を捜している。」と言う。

赤沢親分は、「俺が力になってやる。」と言う。

そこへ、国定忠治と鯖吉がやって来る。

何とか、こはまを助け、百両を手にする鯖吉。

辰三が現れる。

「鯖じゃないか。」「辰ちゃん。」と呼び合う二人は、国定忠治の子分になりたく、二人で旅を掛けていた。

手にした百両の中から分け前を辰三に渡し、自分が忠治だと口車を合わしてくれる様に頼むが、正体をばらされてしまう鯖吉。

陰で様子を見ていた国定忠治が現れる。

本物の国定忠治と辰三に聞かされ、ひれ伏す赤沢親分だったが、銃を突き付け反撃に出る。

危うく撃たれるところを鯖吉に助けられた国定忠治は、赤沢一家を斬り伏せる。

「親分の若いもんの端に加えてやって下さい。」と頭を下げ頼む鯖吉と、国定忠治が旅立とうとした時、仏一家の姉妹がやって来る。

「一目見た時から好きになりました。私を女房にして下さい。」と鯖吉に告白するこはま。

鯖吉の「お世話になりました。」と言う言葉に、「三年ばかり男修行の旅をしてからだ。」と言う国定忠治。

「三年待ってくれるか。」と尋ねる鯖吉に、「千年でも万年でも待ってます。」と答えるこはま。

三年の男修行の旅に、国定忠治の後を追う鯖吉。

 

 

口上挨拶

都京弥座長

 

 

 

京乃さやさん

 

 

京乃夢華さん

 

 

京乃健次郎さん

 

 

眞田雅透さん

 

 

面白メイクで現れた偽忠治役のみな花形に笑いしました。

赤沢の親分役の健次郎さん、声を押さえ気味にし、頑張っておられました。

午後12時30分から午後5時まで続けて観劇するには、体力が要ります…

 

完了