①より続き…
順不同になりましたが…
2部 お芝居 男の誓い
他劇団では、「源太時雨」
*配役*
貸元*キャプテン都城太郎さん
代貸 人斬りの源太*都若丸座長
子分 富太郎*都星矢花形
子分 駄目太郎(ダメダロウ)*都英樹さん
子分*都舞斗さん・都紗助さん・都雅輝さん・都颯貴さん・都海吾さん・あきらさん
青山喜八郎*都剛副座長
喜八郎の女房 こさん*都晴香さん
*あらすじ:
1幕:一家
「近頃、こさんの様子がおかしい。貸元ともしや…」と思いつつ、貸元からもらった一両を手に、乳飲み子を抱き、目無し地蔵に向かう青山喜八郎。
「あの人を殺ってくれと頼んだんですよ。」と、不機嫌に言うこさんに、「人気のない目無し地蔵で…」と言う貸元。
「妹のおちかが病で寝た切りで、高麗人参を飲ませるには、十両いる。」と言い、寺銭を使い込んだ代貸の源太が現れる。
「その十両をやるから、青山の旦那を殺ってほしい。」と言う貸元に、「旦那とこさんさんが行き倒れになっているところを助けたのは、この俺だ。それを、今度は殺すなんて…」と言う源太。
使い込んだ寺銭に代わり、「妹のおちかを女郎にするか。」と脅され、源太は、渋々引き受ける。
「一緒にいる子供も殺って下さい。」と冷淡に言うこさん。
貸元は、「後の一両は、旦那の懐から貰え。」と九両だけを、源太に手渡す。
目無し地蔵に向かう源太。
2幕:目無し地蔵
「片眼なりともお開け下さい。」と地蔵に手を合わす青山喜八郎。
そこへ、源太がやって来る。
「親分とこさんさんが間男している。旦那を殺ってくれと頼まれている。」と言う源太に、「やっぱり…わしが斬られるのは何の異目もない。この子だけは、斬らないでほしい。」と頼む喜八郎。
「子供も斬ってくれとこさんさんに頼まれている。」と言う源太に、喜八郎は、「親子二人、離れ離れにならない様に、二人一緒に斬ってくれ。」と言う。
「さすがお侍さんだ。命は貰った。」と、どすを振り上げる源太だが、そのどすを下ろす。
「あっしが振り上げたどすの光を見て、その子がにっこり笑うんだ。これこの通り、両の手ついてお詫び申し上げます。」と詫びる源太に、「二度までも助けてもらい、この青山喜八郎、頭を下げて礼を言うぞ。」と頭を下げる喜八郎。
源太は、長崎から江戸へむかう途中の近所に滞在している「あかへんもん」と言う眼科医の話をする。
「それ相応の金子がいるだろう。わしには無理だ。」と言う喜八郎に、貸元から貰った九両を差し出す源太。
しかし、喜八郎は拒否する。
「なら捨てましょうか。捨てた物なら、誰が拾ってもおかしくない。」と言う源太に、「そこまでして…」と快く受取り、眼科医へ向かう喜八郎。
「旦那は助かったが、このままでは、自分が助からない。」と思ったところへ、犬の鳴き声がする。
「人の血も犬の血も、血には変わりない。」と赤犬を斬り、どすに血を付ける源太。
3幕:一家
あれから七日経つが、一向に姿を現さない源太。
様子を見てきた子分が、源太の姿も、おちかの姿も見えず、目無し地蔵に赤犬が死んでいたが、誰もいなかった報告する。
「金を持って、とんずら決めた訳じゃないだろうな。」と貸元がぼやいているところへ、源太がやって来る。
女の所で身を隠していたと言う源太は、青山の旦那と乳飲み子を殺った時の様子を、事細かく話す。
そして、貸元に、「盃を水にしてほしい。罪を背負って、兇状草鞋を履く。」と申し出る。
気を良くした貸元は、当座の金を手渡すと、「用心棒を雇う気はないですか。あっしの眼鏡に適ってます。」と言い、その用心棒を連れて来る源太。
「今日から、お前さんがうちの用心棒。」と言う貸元。
被り物を取った用心棒を見た貸元は驚く。
源太が殺したはずの青山喜八郎だった。
間男成敗を果たした喜八郎に、「これからの暮らしの糧に。」と金を手渡し、「今から何処に。」と尋ねる源太。
「九州は、肥後熊本。」と答える喜八郎に、「あっしは兇状の旅へ。」と言い、喜八郎を見送る源太。
源太役の若丸座長が、青山の旦那と乳飲み子を殺った時の様子を、事細かく話す場面、これが可笑しくて可笑しくて
全員(源太役と喜八郎役)、田村正和風・板東英二風・さだまさし風・都舞斗風・声は似ていないけど息遣いとか都雅輝風・都英樹風で、物真似をされるのですが、全く良く似ている
大笑いのお芝居でした。