順不同になりましたが…

 

2部 お芝居 火の車

*配役*
死神 大阪支部への3番*都若丸座長

善兵衛一家
親分 善兵衛*都城太郎さん
善兵衛の女房 お竜*都ゆかりさん
善兵衛の息子 善吉*都剛副座長
用心棒の先生*都英樹さん
子分*あきらさん
子分*都舞斗さん
子分*都紗助さん
子分*都雅輝さん

子分*山田さん

幽霊
落ち武者*都星矢花形
城月ひかるさん

都京香さん
都晴香さん
都蘭香さん


*あらすじ*

1幕:善兵衛一家
善兵衛一家の用心棒は、善兵衛親分に話があると言う。

「貸元は威厳がなさすぎる。貸元には隠居してもらい、わしが、この一家の跡目を継ごうと思う。」

それを聞いた善兵衛は、「わしは、隠居するつもりはない。それに、わしには、息子の善吉がいる。」と断る。

用心棒は、その場で善兵衛を斬り、自分が斬ったとばれない様に、「身を隠そう。」と、その場を離れる。

 

お竜が、善兵衛を呼びに出て来ると、そこには、変わり果てた姿の善兵衛が…

善兵衛は、虫の息の中、「自分を斬ったのは、用心棒の先生。

用心棒の先生には、気を付けろ。善吉のこの事を伝えてほしい。」と言い遺し、息を引き取る。

 

2幕:弔いの部屋
善兵衛の弔いの席で、用心棒がお竜に言う。
「姐御、すまぬ。すべては、わしの責任だ。許してもらいたい。貸元の敵は、必ず、わしが討ってやる。この一家はわしが継ぎ、姐御には、わしと夫婦になって欲しい。」と。
「何で私が…」と言うお竜だったが、「先生の良い様に…」と了承する。
その様子を、幽霊になった善兵衛が見ていた。
そこへ、面白メイクの死神が、善兵衛を迎えに来る。
自分が死んだ経緯や、女房のお竜が用心棒に寝返った事等々、死神に話す善兵衛。
「このままでは、死んでも死にきれない。息子の善吉に、敵討して欲しい。死神が、人間と話す事が出来るなら、善吉に、この事を伝えて欲しい。」と言う。
「言うたるのは言うたるが、敵討するかどうかは息子次第や。それで、船に乗ってくれるな。」と念押しする死神。

3幕:善吉が営む蕎麦屋
堅気になった善吉が営む蕎麦屋を訪れ、善兵衛が亡くなった事等々を伝える死神。
敵討する事を渋っていた善吉だったが、死神の話に、了承する。
しかし、時がない…
そこで、死神が背中に背負っていた傘2本を取り出し、、「死神だけが持つ事を許される火の車。」と、車の車輪にし、善兵衛一家に向かう。

4幕:善兵衛一家

用心棒が、一家の跡目を継ぎ、お竜を女房にすると言う祝の席に、「善兵衛の敵討ち」と、善吉が現れる。
善吉が、用心棒に斬られそうになったその時、用心棒に寝返った筈のお竜が、「うちの人の敵や。」と用心棒を刺すが、返り討ちに遭う。
虫の息の中、「うちが後妻に入った事で、善吉さんを追い出すような事になってしまって…」と、善吉に詫びるお竜。
そして、自分が女郎に身を落とした時に、善兵衛と知り合い、優しくしてくれる善兵衛が好きだった事…
善兵衛は、善吉の蕎麦屋の店の中には入る事はなかったが、いつも、表から、嬉しそうに見ていた事…を、善吉に話し息絶える。
「お父はんは、死んでも、両手に花やな。迷わず成仏してくれよ。」


幽霊になった善兵衛、お竜、用心棒、子分達が、男前メイクの死神に連れられ現れる。

死神曰く…「死んだ人の数と、魂の数が合った時、私は、少しだけ男前になるんや。」

そして、幽霊たちは、三途の川を渡る船へと向かう。


いつもの事ながら、若丸座長登場の瞬間から、大笑いの連続爆笑
若丸座長の一挙一動・一言一句に、大笑いさせて頂きました。

 

おしまい