昼の部のラストショーが終るや否や、劇場を飛び出し、夜の部観劇の劇場へ。
開演時間には、間に合う事が出来ました
これからの予定

都舞斗さん(立)
都英樹さん(立)
都紗助さん(立)
都雅輝さん(立)
百恋歌
都京香さん(女形)
夢なかば
都雅輝さん(立)
Wブッキング
都若丸座長(立)
懐から、「若ちゃ-ん」「愛してる」「…俺も。」等々書かれた紙が出される度に、客席から悲鳴が
2部 お芝居 地蔵の宇之吉
*配役*
地蔵の宇之吉*都若丸座長
宇之吉の母*月宮弘子さん
小金井小次郎*都剛副座長
鳥追い女*城月ひかるさん
坂下権次一家
都星矢花形
都舞斗さん
都英樹さん
都紗助さん
都雅輝さん
都颯貴さん
あきらさん
東映の助っ人さん3人
茶店の娘
都晴香さん
都蘭香さん
*あらすじ*
1幕:街道
賭場破りをした鳥追い女を追いかけてやって来た坂下権次一家。
宇之吉は、一家に連れて行かれそうになっている鳥追い女を助ける。
2幕:茶店前
「名前は宇之吉。地蔵が好きで、地蔵の彫り物があります。」と、行方知れずの息子を捜す目界の母。
茶店の娘が、「泊まる所が決まっていないのなら、この茶店で。」と言うが、「お地蔵様の側で。」と言う宇之吉の母。
茶店の娘に、「ここから、十丁ばかり行った先に、地蔵渕があります。」と教えられた宇之吉の母は、茶店を後にする。
宇之吉がやって来る。
そこへ、宇之吉が助けた鳥追い女が、「人様から預かり物の七両を落とした。」と言いやって来る。
それを聞き、宇之吉は、「その七両を何とかしてやる。」と言う。
宇之吉は、床几に腰掛けていた旅人に目を付ける。
茶店の娘に、「旅の仁義に、酒を一本持って行ってくれ。」と言う。
その旅人は、「それに、一本付けて、仁義の返しだ渡してくれ。」と言う。
宇之吉は、「それに、また一本付けて…」と言う。
しかし、旅人は、「お盆一杯に…」と言い、宇之吉は根負けする。
宇之吉は、捕まえた蝿を、酒の中に入れ、旅人に難癖を付ける。
旅人は、宇之吉に、「御高名なりとも教えて欲しい、」と言うと…
「大前田英五郎」と言いかけるが、旅人は知り合いらしい。
「清水次郎長」と言いかけるが、これもまた、旅人は知り合いらしい。
宇之吉は、「小金井小次郎」と名乗り、旅人から、十両を巻き上げる。
七両を、鳥追い女に渡すと、「これを届けるのにお金がいるし、宿に泊まるし、ご飯も食べる。」と言い、十両全部持って去って行く鳥追い女。
旅人が、「小金井親分の差料の名を聞きたい。」と言うが、答える事が出来ない宇之吉。
その旅人こそが、小金井小次郎だった。
名を語られ怒る小金井小次郎に、観念し、諸肌を脱ぎ、斬られる覚悟をする宇之吉。
宇之吉の地蔵の彫り物を見た茶店の娘が、飛び出して来て、「宇之吉さんを捜しているおっかさんが、十丁ばかり行った先の地蔵渕にいます。」と告げる。
やって来た坂下権次一家に、「一時だけ待って欲しい。」と頼み込み、地蔵渕に向かおうとする宇之吉を呼び止める小金井小次郎。
「俺のけじめは、どう付ける?」と迫ると、宇之吉は、「そのけじめは…」と言い、自分の手の小指を切り落とし、地蔵渕へと向かう。
宇之吉の背中に、「近年見ねぇ、良い気風の男だな。」と呟く小金井小次郎。
3幕:地蔵渕付近
「一時待つ。」と言ったにも関わらず、坂下権次一家が、後を追って来て、宇之吉は、滅多刺しされ、「会いてぇ。おっかぁ。」と言い倒れ込む。
そこを、鳥追い女が通りがかり、瀕死の宇之吉を見つける。
「二度も助けてもらって、何か出来る事ないですか?」と尋ねる鳥追い女。
「おいらのおっかさんは、目が見えなくてなぁ。少しの間、親子の真似事で構わないから、親孝行してやってくれないかな。おっかさんは、この先の地蔵渕に…。」と頼む宇之吉。
宇之吉の母を、迎えに行く鳥追い女。
坂下権次一家に話を付けた小金井小次郎がやって来る。
けじめを付けていない事を詫びる宇之吉に、「お前は、きっちり、けじめは付けたぜ。たった今から、俺とお前は兄弟分だ。」と言う。
そこへ、鳥追い女が、宇之吉の母を連れやって来る。
宇之吉の母が、「宇之吉は何処にいるんですか?」にと尋ねると、鳥追い女は、「うちの人は、用があって先に…私達の家があります、そこで待ってましょう。」と答える。
「ここに、お地蔵さんが…」と言う鳥追い女の言葉に、笠を差しかける宇之吉の母。
鳥追い女と去って行こうとする母に向かって、「おっかぁ!」と叫ぶ宇之吉。
「今の声は…」と、戻ろうとする宇之吉の母を止める鳥追い女。
坂下権次一家だけで、10人もの役者さんがおられました。
見応え十分です。
若丸座長の立ち回り、迫力満点でした。
②へ続く…