5日(日)の観劇・晩ご飯を終え、帰宅後、お風呂も済ませたのが、日付も変わり6日(月)。
ふとiPhoneを見ると、AさんからのLINEが入っていました。
「遅くにすいません。もし、都合が良ければ、6日夜の部の朝日劇場での良太郎座長の誕生日公演に行きませんか?」とのお誘い。
お母様と二人での観劇予定が、お母様の都合が、急に悪くなったそうで…
「5時からやね。月曜日だし、早退はできないかもしれないわ。」と返信したら、「今月は、5時半~なんです。」と。
なら、ぎりぎり、開演時間に間に合う。
と言う事で、大川良太郎座長の誕生日公演に行って来ました。
朝日劇場入口も、バルーンでデコレーションされていました。
ポスター
連名表
Aさんに、頂戴したチケット
客席は、人で溢れ、桟敷、補助椅子もいっぱいの超満員のなか、開演しました。
1部 お芝居 からっ風の子守唄 下北の弥太郎
手元が暗かったうえ、お芝居に見入ってしまい、殆どメモしていません。
簡単なあらすじです。
角兵衛獅子の子方の弥太郎とお千代(星乃聖菜さん)。
越後は長岡の宿外れで、親方は、三両で、お千代を、犬神の五郎蔵(金沢伸吾さん)に売るが、「お前に支払う金はない。」と斬り殺されてしまう。
連れ去られるお千代は、「弥太兄ちゃん、弥太兄ちゃん。」と叫び続ける。
15年後…
弥太郎(大川良太郎座長)が、茶店にやって来る。
そこへ、「一曲弾かせてほしい。」と、やって来た坊様(ぼさま:目の見えない人)に、15年前の角兵衛獅子の子方の行方を知らないかと尋ねる。
「その子かどうかは分からないが、三年前、十三(トサ)の砂山を弾けないかと尋ねた娘がいた。次の年に行ったら、十三の砂山は、子守唄のようなものと言っていた。その次の年に行ったら、津軽に帰って女郎をしていると。」
弥太郎は、その娘が、お千代(九蝶香おりさん)と確信する。
女郎屋いろは楼の主人が、犬神の五郎蔵と聞きつけ、忍び込んで来た弥太郎。
そこで、首を吊ろうとしていた、あいちゃんと呼ばれる目界の女郎を助ける。
「目が見えないのに、女郎をやらされているのか。俺が必ず助けてやる。」と言う弥太郎。
弥太郎は、いろは楼の女将を脅かし、五郎蔵に会う。
15年前のお千代の行方を聞く弥太郎に、「死んだ。」と答える五郎蔵。
敵を討とうとする弥太郎。
そんな中、いろは楼から出火する。
その隙に、女郎仲間のおりくが、あいちゃんを連れ、浜辺に逃げる。
おりくが、履物や羽織物を取りに戻っている時に、弥太郎がやって来る。
「弥太兄ちゃんに、こんな姿は見せたくない。」と言う目界の女郎。
その女郎こそ、お千代だった。
弥太郎は、「苦労したんだな。」と、お千代を抱き寄せる。
戻って来たおりくは、二人の再会を喜び、「あいちゃんが、転んだ時には、優しく起こしてあげてほしい。」と、弥太郎に言い、二人を見送るが、追っ手に斬り殺される。
雪が降りしきる中、逃れてやって来た弥太郎とお千代。
しかし、追っ手に追いつかれ、弥太郎が応戦する中、お千代が斬られてしまう。
弥太郎もまた、斬られてしまう。
瀕死の状態で、お千代の許へ行く弥太郎に、「弥太兄ちゃんの腕の中で死ねるお千代は幸せ。こんな私でも、幸せな事があるんだ。」と言い息絶える。
お千代の亡骸に、雪をかぶせ、、「これがおめぇの花嫁衣裳だ。」と言う弥太郎も息絶える。
お芝居の幕が降りても、客席の拍手は続きました。
そして、再び幕が上がると、弥太郎役の大川良太郎座長とお千代役の九蝶香おりさんが、いらっしゃいました。
スタンディングオベーション、泣きそうになりました。
凄いお芝居でした。
雪の量も半端じゃない。
照明も場面場面に合っている。
幕間も上手く使われている。
何よりも、凄いと思ったのは、良太郎座長の立ち回りです。
助っ人さんのお力もあるとは言え、長い長い立ち回りを、朝日劇場の舞台、花道狭しと、効果音も使わず、やり切られました。
やっぱり、良太郎座長は、スターや!と思いました。
②へ続く…