仕事を終え、行って参りました。
劇場に到着したのは、1部のミニショー後の休憩時でした。
休演日の16日をはさんで、この日も、伍代孝雄さんがゲスト出演。
2部 お芝居
恋慕(れんぼ)かんざし
劇場に到着したのは、1部のミニショー後の休憩時でした。
休演日の16日をはさんで、この日も、伍代孝雄さんがゲスト出演。

*配役*
料亭「水月」
花板 木更津の新太郎*伍代孝雄さん
新太郎の妹 芸者 千代香*鈴川桃子さん
日本橋呉服問屋「伊勢屋」
若旦那 清次郎*恋川心哉さん
清次郎の母*鈴川真子さん
女中*鈴川純加さん
大五郎一家
木更津の大五郎親分*初代 恋川純さん
子分*恋川風馬さん
子分*恋川千弥さん
子分*恋川晴城さん
子分*鈴川かれんさん
子分*伍代つかささん
吉*二代目 恋川純座長
*あらすじ*
芸者千代香の亭主の吉は、昼間からの酒浸り。
そのうえ、大五郎親分に、五両の借金があった。
その亭主の借金を、自分が返すと言う千代香。
しかし、直ぐには返せないので、約束の印として、簪を大五郎親分に手渡す。
「こんな物はいらない」と言う大五郎親分に、「簪は女の命」と言う千代香。
「そんな物じゃなく、お金を取立ましょうぜ」と言う子分に、
「この簪は、もし、借金が返せない時は、私をどうにでも…と言う意味」と言いながら、嬉々と帰って行く大五郎親分。
清次郎と千代香は、お互い、好意を寄せていた。
しかし、清次郎は、千代香に亭主がいると知り、「自分は江戸に帰る。江戸で待っている。」と、木更津を後にする。
その様子を見ていた兄の新太郎は、吉さんや後の事は自分に任せ、清次郎の後を追うように千代香を促す。
吉には、千代香と別れるように言い、手切金を渡し、証を書いてもらう。
そして。「吉さん、元はお侍さんだったんだろ?…」と諭す。
一年後
「伊勢屋」の清次郎の女房に収まった千代香。
義母や使用人や女中からも慕われる若女将として、幸せに暮らしていたのだが…
一年前の借金の取立に、千代香の居所を捜し当てやって来た大五郎の子分。
しかも、五両の借金のはずが、一年分の利子がついて千両返せと言う。
「今すぐには無理。千住大橋の河原に暮れ六つまで届けます。」と言った千代香。
どうしたものかと困り果てていたところへ、義母が現れ、「千両は、自分が用意します。」と言う。
千代香が嫁に来て、清次郎が真面目に働くようになり、千代香に感謝している義母は、「千両でも、二千両でも、安いもの」と、快く用意する。
しかし、千両は重すぎて、千代香には運べない…
清次郎を行かせるわけにはいかない…と困った義母。
「その役、自分が引き受けましょう。万事は、自分に任せて下さい。」と、現れた新太郎。
そして、千両箱を担ぎ、河原へと向かう。
新太郎が、大五郎一家全員をやっつけたところへ役人が現れ、
「木更津の大五郎は手配書の回ったお尋ね者。
斬ったところで、お咎めはない。」と言う。
その役人は、何と、千代香の前の亭主の吉だった。
吉は、新太郎に諭された後、両親に侘びを入れ、家に戻り、与力筆頭になっていた。
清次郎の母と清次郎に、千代香の事を頼む新太郎。
清次郎の母は、「どんな難題が降りかかろうと、命を張って守る。」と、
清次郎は、「幸せにする。」と言う。
「自分はこれから、どうすれば良いのか?」と、吉に尋ねる新太郎。
「旅に出れば良い。そこまで見送る。」と言う吉…
口上
二代目 恋川純座長
②へ続く…
料亭「水月」
花板 木更津の新太郎*伍代孝雄さん
新太郎の妹 芸者 千代香*鈴川桃子さん
日本橋呉服問屋「伊勢屋」
若旦那 清次郎*恋川心哉さん
清次郎の母*鈴川真子さん
女中*鈴川純加さん
大五郎一家
木更津の大五郎親分*初代 恋川純さん
子分*恋川風馬さん
子分*恋川千弥さん
子分*恋川晴城さん
子分*鈴川かれんさん
子分*伍代つかささん
吉*二代目 恋川純座長
*あらすじ*
芸者千代香の亭主の吉は、昼間からの酒浸り。
そのうえ、大五郎親分に、五両の借金があった。
その亭主の借金を、自分が返すと言う千代香。
しかし、直ぐには返せないので、約束の印として、簪を大五郎親分に手渡す。
「こんな物はいらない」と言う大五郎親分に、「簪は女の命」と言う千代香。
「そんな物じゃなく、お金を取立ましょうぜ」と言う子分に、
「この簪は、もし、借金が返せない時は、私をどうにでも…と言う意味」と言いながら、嬉々と帰って行く大五郎親分。
清次郎と千代香は、お互い、好意を寄せていた。
しかし、清次郎は、千代香に亭主がいると知り、「自分は江戸に帰る。江戸で待っている。」と、木更津を後にする。
その様子を見ていた兄の新太郎は、吉さんや後の事は自分に任せ、清次郎の後を追うように千代香を促す。
吉には、千代香と別れるように言い、手切金を渡し、証を書いてもらう。
そして。「吉さん、元はお侍さんだったんだろ?…」と諭す。
一年後
「伊勢屋」の清次郎の女房に収まった千代香。
義母や使用人や女中からも慕われる若女将として、幸せに暮らしていたのだが…
一年前の借金の取立に、千代香の居所を捜し当てやって来た大五郎の子分。
しかも、五両の借金のはずが、一年分の利子がついて千両返せと言う。
「今すぐには無理。千住大橋の河原に暮れ六つまで届けます。」と言った千代香。
どうしたものかと困り果てていたところへ、義母が現れ、「千両は、自分が用意します。」と言う。
千代香が嫁に来て、清次郎が真面目に働くようになり、千代香に感謝している義母は、「千両でも、二千両でも、安いもの」と、快く用意する。
しかし、千両は重すぎて、千代香には運べない…
清次郎を行かせるわけにはいかない…と困った義母。
「その役、自分が引き受けましょう。万事は、自分に任せて下さい。」と、現れた新太郎。
そして、千両箱を担ぎ、河原へと向かう。
新太郎が、大五郎一家全員をやっつけたところへ役人が現れ、
「木更津の大五郎は手配書の回ったお尋ね者。
斬ったところで、お咎めはない。」と言う。
その役人は、何と、千代香の前の亭主の吉だった。
吉は、新太郎に諭された後、両親に侘びを入れ、家に戻り、与力筆頭になっていた。
清次郎の母と清次郎に、千代香の事を頼む新太郎。
清次郎の母は、「どんな難題が降りかかろうと、命を張って守る。」と、
清次郎は、「幸せにする。」と言う。
「自分はこれから、どうすれば良いのか?」と、吉に尋ねる新太郎。
「旅に出れば良い。そこまで見送る。」と言う吉…
口上
二代目 恋川純座長
②へ続く…