①より続き…
1部 お芝居
喧嘩屋五郎兵衛 前編
2部 お芝居
喧嘩屋五郎兵衛 後編
*配役*
喧嘩屋一家
喧嘩屋五郎兵衛*澤村慎太郎座長
若い衆*美月凛さん
若い衆*澤村晴斗さん
旅人 さぎょうの伊之助*澤村雄馬さん
五郎兵衛の兄 朝比奈藤兵衛*総帥 紀伊国屋章太郎さん
八百屋の藤助*澤村蝶五郎さん
藤助の女房 お熊*藤千之丞さん
伊勢屋の娘 お菊*未来志乃さん
*あらすじ*
他劇団とほぼ同じ。
幼い頃に顔に火傷を負った五郎兵衛。
藤兵衛が語るには、五郎兵衛の火傷跡は、
幼い頃に、お餅を焼いていて、兄の自分が我慢すれば良いものの、弟を追いかけ回し、その挙句に、弟は、囲炉裏の中へ顔から落ちた…
その火傷痕顔のせいで、五郎兵衛自身は、女房を持つ事はないと思っていたのだが…
降って湧いたような縁談話を、藤助が持ってくる。
だが、それは、人違いだった。
伊之助を五郎兵衛だと早合点したお熊による人違い。
その人違いが悲しい結末へ。
途中、休憩を挟んでの2部構成でした。
喧嘩屋五郎兵衛は、他劇団でもよく演じられます。
それぞれに演出や設定、何処に焦点を置くかで、大筋のあらすじは同じでも、違った雰囲気のお芝居になります。
今回、正直、また喧嘩屋五郎兵衛だし、お天気悪いし…
お家でゆっくりしようかなぁと思っていました。
でも、観劇して良かった。
それぞれの役柄に、見せ場がちゃんとあって、
自称28才のお熊役の千之丞さんには、笑わせてもらって、
圧巻は、五郎兵衛と伊之助の壮絶な立ち回り。
五郎兵衛と伊之助の死に、自分の顔を覆い悲しむ朝比奈藤兵衛。
五郎兵衛に駆け寄る若い衆2人に、藤兵衛は言う。
「これが、やくざの成れの果て。
盃は水にするから、それぞれの故郷へ帰れ。
親のいる者は、親孝行し、二度と再びやくざなんかは、なるんじゃないぞ」
そして、後ろ髪引かれながら、立ち去ろうとする若い衆2人。
若い衆2人が、花道を駆けて行く時、客席から大きな拍手が…
後ろ髪引かれる心情が、泣けるほど伝わってきました。
後の口上で、慎太郎座長が、おっしゃっていました。
「若い衆にも、拍手してもらえる演出を…」と。
心に残る「喧嘩屋五郎兵衛」でした。
個人的には、気持ちが途切れないように、休憩はなかった方が良いかなぁ。
口上&ご挨拶
澤村慎太郎座長
1部 お芝居

2部 お芝居

*配役*
喧嘩屋一家
喧嘩屋五郎兵衛*澤村慎太郎座長
若い衆*美月凛さん
若い衆*澤村晴斗さん
旅人 さぎょうの伊之助*澤村雄馬さん
五郎兵衛の兄 朝比奈藤兵衛*総帥 紀伊国屋章太郎さん
八百屋の藤助*澤村蝶五郎さん
藤助の女房 お熊*藤千之丞さん
伊勢屋の娘 お菊*未来志乃さん
*あらすじ*
他劇団とほぼ同じ。
幼い頃に顔に火傷を負った五郎兵衛。
藤兵衛が語るには、五郎兵衛の火傷跡は、
幼い頃に、お餅を焼いていて、兄の自分が我慢すれば良いものの、弟を追いかけ回し、その挙句に、弟は、囲炉裏の中へ顔から落ちた…
その火傷痕顔のせいで、五郎兵衛自身は、女房を持つ事はないと思っていたのだが…
降って湧いたような縁談話を、藤助が持ってくる。
だが、それは、人違いだった。
伊之助を五郎兵衛だと早合点したお熊による人違い。
その人違いが悲しい結末へ。
途中、休憩を挟んでの2部構成でした。
喧嘩屋五郎兵衛は、他劇団でもよく演じられます。
それぞれに演出や設定、何処に焦点を置くかで、大筋のあらすじは同じでも、違った雰囲気のお芝居になります。
今回、正直、また喧嘩屋五郎兵衛だし、お天気悪いし…
お家でゆっくりしようかなぁと思っていました。
でも、観劇して良かった。
それぞれの役柄に、見せ場がちゃんとあって、
自称28才のお熊役の千之丞さんには、笑わせてもらって、
圧巻は、五郎兵衛と伊之助の壮絶な立ち回り。
五郎兵衛と伊之助の死に、自分の顔を覆い悲しむ朝比奈藤兵衛。
五郎兵衛に駆け寄る若い衆2人に、藤兵衛は言う。
「これが、やくざの成れの果て。
盃は水にするから、それぞれの故郷へ帰れ。
親のいる者は、親孝行し、二度と再びやくざなんかは、なるんじゃないぞ」
そして、後ろ髪引かれながら、立ち去ろうとする若い衆2人。
若い衆2人が、花道を駆けて行く時、客席から大きな拍手が…
後ろ髪引かれる心情が、泣けるほど伝わってきました。
後の口上で、慎太郎座長が、おっしゃっていました。
「若い衆にも、拍手してもらえる演出を…」と。
心に残る「喧嘩屋五郎兵衛」でした。
個人的には、気持ちが途切れないように、休憩はなかった方が良いかなぁ。
口上&ご挨拶
澤村慎太郎座長