こんばんは。
成年後見とは、判断能力が不十分で自分で
お金の管理や契約などができない人のために
「後見人」と呼ばれる人が代わりに管理してサポートする
制度です。
判断能力があるけど体が不自由で、サポートが必要という人には
「後見人」とは言いませんが、「代理人」としてサポートすることが
可能です。
で、僕も今後見人としてサポートさせていただいて
いるのが一件、これから後見人になる予定のものが
2件。
さらに、成年後見のNPOでの会議、今度行なわれる
研修での講師をやらせていただくのでレジュメ作成。
ということで、やたら成年後見に接し、考えている時間が
多いので、記事もその関連で書こうと思います。
東日本大震災が起きてから、
何回かNHKで障害者の被災者についての
特集みたいな番組をやっていました。
避難所にいたり、そこでは迷惑だからと自宅に
いたり様々でした。
幸い周囲の方々が親切なので
生活自体はできているようなので
ひと安心ではあります。
でも、排せつの時に人のサポートが必要なのに
介護関係者がそばにいなかったり苦労していました。
後見人や代理人がいれば良かったのにと
思いました。
後見人は、財産管理や契約手続きを代わりに
する人なので、介護や食事の世話をできるわけでは
ありません。
しかし、例えば世話をするヘルパーさんを探してきて
その人と契約をしたりすることができます。
障害者本人はただでさえ慣れない避難所での
生活や不便な被災生活の中で身動きがとれません。
後見人がいれば、普段から本人の事情も
把握していて、適切なヘルパーさんを探して
くることが可能です。
これからは、仮設住宅の手続き、
保険の手続き、介護の手続き、
壊れた家の修理は誰に頼むか、
様々な給付金等の受け取り、
あらたな介護施設への入居など
普段以上にお金の管理、
契約手続きが膨大に
待っています。
今から後見人を選任することも
可能ですが、家庭裁判所での手続きに時間が
かかります。
判断能力のある人の代理人なら公正証書に
すればいいので早めにできますが、
この混乱状態でそれも大変そうです。
親が高齢で病気、
子どもが障害者という被災者のご家族も
いました。
今まではそれでもなんとか手続きなども
含め生活をしてこれたのだと思います。
しかし、被災して
親御さん自分自身もままならない
状態です。
第三者の後見人なしで、
生活をしていくのはかなり厳しい状況
であると感じました。
ただでさえ、辛い避難生活。
財産管理やいろんな手続きに
ついては専門家の後見人に任せ
自分の身の回りのことに
専念できる体制作りが重要です。
おそらく家族が亡くなってしまった
障害者や認知症の方もいらっしゃると
思います。
「なんとかなるだろう」と
高を括ってきた障害者や認知症の
方のご家族も多いと思います。
しかし、「なんとかならない」事態が起きてしまいました。
こういう時に一番大変なのがこのような方々です。
何かあっても
途方にくれないように
日頃から後見人や代理人をつけておく
ことはやはり重要だと痛感しています。
「親なきあと」はいつ訪れるかわからない
と考えると、4月21日開催の
「障害者とご家族のための法律セミナー」に
ますます気合が入ります。
成年後見なんて言葉すら知られていませんし、
遺言も他人事の方がほとんだと思いますが、
もはや他人事ではないことが明らかになってきました。
(記事送信しようとしたら地震が・・・)
それらの重要性を伝え、
効果的に活用していただくのが
僕の役割です。
軽くあしらわれても、めげずに一歩一歩
発信し続けていきたいと思います。
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