こんばんは。
今日は、午前中が法律部門、お昼頃がセミナー担当、
午後が外回り担当、夕方から広告・宣伝担当で、最後は
事務処理部門と、個人事務所なので、受付の秘書の仕事以外
全部署一人でこなしてフル回転していました(笑)
たしかに大変ですし、もちろん色々と障害・制約はあるものの
すべての決定権が自分にあり
好きなようにやってるので面白いです。
さて、そんな中、夕方から取り組んでいたのが
セミナーのチラシ・一部で配布してる事務所通信の作成。
「なんでこんなに見にくかったのだろう」と
思うぐらい、改良の度に見やすくなっていきます。
(たまに色々入れ過ぎようとして後退するときがありますが。)
ですが、毎回改良(微調整)してるから見やすくなるので
あって、最初から見やすくは作れないのは当然だと思います。
今回は3月に3つやるセミナーすべてを一枚の紙の
表だけで宣伝するのに苦心しました。
まあ、勢いで作った最初の状態でも良かったのですが、
10回ぐらい微調整→試しに印刷→眺めるを繰り返しながら
それなりに納得のいくものができました。
チラシ作成で気付いたのは、1枚だからこそ難しいということです。
伝えたいことはたくさんあるので10枚ぐらいにすれば楽です。
1枚の中で、伝えたいことは盛り込み(その取捨選択も難しい)、
かつ、情報が多すぎて字が小さくなったり、見にくくならないように
するのは至難の業です。
こういうことを1年以上やり続けてるからようやくそれなりに
できるようになってきたのだと思います。
で、ここからは業務の話ですが、かつて(今でも若干)行政書士は
あらかじめ決まっている内容を本人の代わりに書くだけの
代書屋と言われていたようで、内容の優劣がなかったのか
枚数が報酬の基準になったりしてたようです。
今でもそういう方が多いのかもしれませんし、
お客さんも
「たった一枚だから安いに決まってる」
「分厚いから高くても仕方ない」と
見た目だけで判断しがちです。
ですが、チラシの作成でもわかるように
一枚だからこそ難しい。
特に法律的な文章はそうだと思います。
同じ言葉を並べても、その順番、接続詞の使い方、ちょっとしたニュアンスで
全然意味合いや読み手の感じ方は変わってくると思います
最も偉大な書類作成の法律専門家は、
1枚、1行で、紛争予防や、紛争解決できる文章を
書ける人だと思います。
でも、おそらくそのために削ったり、追加したり、
かなりの時間悩んで、間違ったことを書かないように調べ物を
したり、たくさん労力を使うと思います。
ですから、1枚、1行だからって価値が低いわけではないのです。
その1行で全然結果が変わってくるのですから。
僕が特に文章で悩むのは、
遺言作成のときに感謝の気持ちや、なぜそのように分けたかなど
法的効力はないメッセージ的な部分(付言という)など手紙的な文章を
書くときです。
一枚程度の文章量ですが、お客様からヒアリングして、
その意思にのっとり、
尚且つそれを読む人の感情を害さないように書くのに
何日も唸りながら考えたりします。
で、「こんなこと書くな!」とお客さんからダメだしされるかと
思いきや、
書いた僕がびっくりするほど
ほとんどそのままOKをいただいています。
1枚だからと、30分ぐらいで終わらすのでなく、
何度か修正しながら、悩みながら書いてるおかげだと
思います。
何を言いたいかと言うと、
価値は枚数ではなく、その内容で決まるし、
同じ内容なら少ない枚数で伝えられる方が価値が
高いということ、しかも枚数が少ない=時間も短いではない
ということです。
ですので、報酬もたった数枚の遺言を書くだけなのに
数十万円は高すぎると思われがちだったりしますが
やればやるほど妥当だなあと思ったりします。
(もちろん文章作成だけでなく、資料集めなどの手間も入ってますが)
で、せっかくお客様に信用して依頼していただけるなら
安かろう悪かろうではなく、きちんと報酬をいただいて
その分十分時間を割き、良い方法を考え
価値のある(紛争をできるかぎり予防できる)書類作成を
させていただこうというのが僕の事務所のコンセプトです。
この記事価値があるか否か不明ですが、
1時間以上かかってしまいました(笑)。
なんとなく1、2月は緩いまま過ごしていたので
3月はフル回転で頑張っていきたいと思います。
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