先日、SAM前世療法を受けに来られたFさん（仮）のセッションレポートです。
（ブログ掲載の許可を頂きました。）
被験者は３０代の女性 Fさん
今、一番自分に影響を与えている前世人格の訴えを知りたい。という主訴でした。
セッション開始～ 被催眠暗示性テスト実施
後倒テスト ◎
合掌テスト ◎
被催眠暗示性は良好
運動催眠 ◎
知覚催眠 ◎
開始後30分～ 魂状態到達
開始後1時間30分～ 解催眠
前世人格の基本的情報
生没年：B.C.140 生～B.C.80 没（享年60才）
生涯を送った地域：エジプト（プトレマイオス期の時代）
社会的身分：精神的な分野で人々に影響を与える側
性別：女性 神職（巫女）
未婚or既婚： 既婚 息子二人、娘一人
癒しを必要とする魂の記憶を持っている前世人格、とのことで、
口頭での質問に対する回答は、かなり弱い曖昧な指の動きでした。
「言葉を話せるかもしれないけど・・・」
という印象を受けたので、基本的に“指による応答“でセッションを進めて
いくことにしました。
“YES/NO”による回答のみで、現れた前世人格にどのような訴えがあるのかを
探るのに少し時間がかかりました。
仕事上の問題でもなく、家庭における夫との問題でもなく、
娘を亡くしたことに起因する、さまざまな自責の念と後悔によるものが
彼女の訴えたいことで、今生のFさんの結婚観や将来への不安に影響を
与えているようでした。
前世人格の彼女は、24歳で結婚し、ふたりの息子をもうけ、その後36歳で
3人目にして娘を授かります。結婚後12年してからの娘で、彼女は娘の誕生を
切望していたようでした。まさに待望の娘の誕生。
しかし、当時流行した病によって、その娘は3歳でこの世を去ります。
「もっと早く病気に気づいていれば」
「もっと腕の立つ医師を見つけることが出来ていれば」
さまざまな後悔が彼女の心を支配し、当時の夫は彼女のことを理解し、
優しく寄り添い、支えようとしてくれていたそうですが、その優しさも
かえって彼女にとっては辛いものであったりして、感情的に夫に対して
あたってしまったことなども、彼女の心残りだったようです。
“魂への癒しが必要ですか？”
という問いかけに対して、YESの回答でしたので、
「光のスピリットヒーリング」を送らせていただきました。
そして、今現在、時代が西暦で2018年、この前世人格の彼女が亡くなって
2000年以上経っていること、あなたと同じ魂を受け継ぎ、現世の者として
Fさんというお名前で、日本という自由な国に生きている女性として転生している。
ということをお伝えしました。
望んでいた娘を産んでも、病で亡くしてしまった。そのことから、
子供を産み育てることへの失望感や夫へ心配や迷惑をかけてしまうのであれば
そうならないようにしよう。ということで、結婚や母になることへの抵抗の
ような思い、それがブロックとして現世の者（Fさん）を守るようになって
しまっていました。
今現在のFさんの置かれている状況を説明し、そのブロックを解いて
現世の者（Fさん）が、今生において、あなたの思い残しを実現するための
サポート役になって頂けませんか？とのお願いには快くYESの返答を示してくれ
ました。
その後、守護の存在に交代して頂き、守護者である方の視点から、今のパートナー
である彼との関係が、当時の紀元前のエジプトでともに夫婦として生涯を
送った、夫であることを教えていただきました。
セッション後、Fさんとのすり合わせの中で、Fさんが今現在抱えている結婚に対する
さまざまな不安についてもお聞きしました。
“子供を産んだあとに、夫婦間の関係が冷え込んでしまう”
とか、結婚後の夫の感情的な変化（特に子供が生まれることをきっかけとして）などに
対する不安があったけれど、それはこの時代の前世人格の思いが影響していたのかも
しれないですね。
とのことでした。
SAM前世療法のセッションで、自らの魂に触れる、前世人格のリアルな感情に触れることで
「こちら側（現世）」と「あちら側（魂の領域）」とのつながりができたことで、
Fさんの今後に感情的な変化や、新しい感じ方などの心境の変化が起こるでしょう。
ということをお伝えしてセッションを終了いたしました。
“SAM前世療法”の説明・解説ページ ⇒ Primaria☆Stone HP