6月22日にナチュラルスピリット社から発売されていたんですね。
前作、前々作は『河出書房新社』から出ていたんです。
(前々作「神の使者」、前作「不死というあなたの現実」)
ゲイリー・R・レナードさんの第3弾。
ゲイリーさんのもとに二人の『アセンデッド・マスター』が現れて、彼らの導きで霊的な学びを加速していくお話なんだけど、主題は“A Course In Miracles(奇跡のコース)”がテーマなんです。
が、ちょっとネタバレになるのですが、3作目がとても気になっていたのは、今のゲイリーさんのパートナー、シンディさんとの出会いやその「魂のつながり」のところなんです。
ゲイリーさんのところに現れた二人のアセンデッド・マスターは、アーテン(こちらが男性)とパーサ(こちらが女性)のお二人なんだけれど・・・
ごめんなさい、もうネタバレだけど書いちゃいますね。
この「パーサ」が実はゲイリーさんの来世なんですよ。
一作目の『神の使者』を読んでいくと書いてあるんだけど、ゲイリーさんは
『できることなら、2000年前に戻って、「J」(イエスのことね)から直接、学びたい。』
と、思っていたのですが、ゲイリーさんの過去生は「聖トマス」だというのですよ。
つまり、イエスの弟子であった聖トマス⇒ゲイリー⇒パーサ⇒解脱(悟りを開き、アセンデッド・マスターに・・・)
ということなんです。
で、いっぽうアーテンは、というと、2作目までは
同じくイエスの弟子、聖タダイ⇒?⇒アーテン⇒解脱
ということで、『不死というあなたの現実』の中でも、第9章で“アーテンは誰か?”という感じで触れられているんです。
「三作目の邦訳まだかなぁ。」と、著者である“ゲイリー・R・レナード”で検索していたら・・・
“シンディ・レナード”という女性が!!しかも、来世に「アーテン」だと!!
「確か、ゲイリーさんのパートナーはカレンだったはず。」と思い、気になっていたのです。
三作目でカレンさんとの別れ、シンディとの出会い、その魂の縁の話をアーテン&パーサがゲイリーに話すんですね。
『ツインソウル』とか『ソウルメイト』とか、そういったものを超えているような、“魂のつながり”に触れることができて、ちょっとゾクゾクしながら読ませていただきました。
「魂が覚えている」
これ、あるんだよねぇ。
『奇跡のコース』に関心があって、長文を読むのが苦でない方は、是非読んで欲しい。
と思う一冊でした。
一区切り、という感じなのでしょうけれど、ゲイリーさんはまだ本を書くかも知れないし、映画の脚本を書くかも知れないし。これからが楽しみでもあります。シンディさんのことも知らないし。
よろしければ、どうぞ。
『神の使者』河出書房新社 版
『不死というあなたの現実』河出書房新社 版
『愛は誰も忘れていない』ナチュラルスピリット 版
上記三作、著者 ゲイリー・R・レナード