ポール・ヒリヤー (Paul Hillier) 指揮、エストニア・フィルハーモニー室内合唱団 (Estonian Philharmonic Chamber Choir) によるバルト三国の合唱曲集の3枚組CD Boxです。

厳密にはバルト三国だけでなく、北欧やロシアなどの作曲家による作品も収録されています。

 

元は1枚ずつデジパック仕様での販売でしたが、その後ジュエルケース版が販売されました。

CD Boxはこのジュエルケース版3枚が筒型の紙ケースに収まっています。

 

某CD屋で2千円程度で購入しました。安い!

 

 

Vol.1 (2002年発売)、Vol.2 (2004年発売) はデジパック仕様のものを発売直後に買っていました。

Vol.3 (2005年発売) は何故か買わず仕舞いでそのまま十数年経ってしまいました。

Vol.1、2はもう持ってるからBoxで買うとダブっちゃうな、と思いましたがあまりの安さについレジに持っていってしまいました。

 

元は確か1枚2,500円くらいだったはずなので、1枚分の値段で3枚組Boxが買えてしまうってことですね。

ブックレットの比較

安いCD Boxってブックレットが簡略化されて紙一枚なんてこともザラにあるのですが、このCD Boxは各ケースに厚めのブックレットが入っています。

 

デジパック版とジュエルケース版で同じ内容なのかと思いましたが、比較してみるとジュエルケース版はいろいろと省略されているようです。

 

まずはページ数で比較してみると、

Vol.1

デジパック版:56ページ、ジュエルケース版:40ページ

 

Vol.2

デジパック版:55ページ、ジュエルケース版:28ページ

 

Vol.3

デジパック版:持っていないため不明、ジュエルケース版:40ページ

 

となっていました。

結構ページ数が減っていますね。

 

具体的な内容での比較は以下の様になっていました。

 

原語歌詞と対訳部分(英語、ドイツ語、フランス語)は同じでした。

 

ポール・ヒリヤーが書いたセルフライナーノーツ(英語)の対訳がデジパック版ではフランス語訳とドイツ語訳が載っていますが、ジュエルケース版ではドイツ語訳が削られています。

 

指揮者と合唱団の紹介文がジュエルケース版では削られています。

 

作曲者の紹介文がジュエルケース版では削られています。

個人的にはここが一番のマイナスポイントだと思います。

Baltic Voicesシリーズは毎回、世界初録音の曲を収録しており、中にはあまり有名ではない作曲家もいます。

そういった作曲家の情報に触れる機会が減ってしまうのは残念ですね。

 

とはいえ、いろいろ削った後のブックレットでもジュエルケースに入れるにはギリギリの厚さなので、しょうがなく削ったのかなとも思います。

ナクソス・ミュージック・ライブラリー

Baltic Voicesシリーズはナクソス・ミュージック・ライブラリー (NML) でも聴くことができます。

 

 

Vol.2、Vol.3はPDFでブックレットを閲覧することができます。(何故かVol.1はありませんでした。)

これらはCDのブックレットをそのまま掲載したものではなく、再レイアウトしたものになっています。
縦横比を見るとブックレットにはならないサイズなので、PDFでの閲覧を前提にしたレイアウトなのかも知れません。
 
NML版では英語のみではありますが、指揮者、合唱団、作曲家の紹介文が復活しています。
ありがたいですね。
しかし、歌詞部分が英訳のみになっているのは大きなマイナスポイントです。
原語歌詞が載っていないのはとても残念ですね。
PDFなら紙面の都合はあまり無さそうなんですがどういった理由なんでしょうか。

盤面

デジパック版のCD盤面はブルー系の単色の背景に文字が入っていますが、ジュエルケース版ではジャケット写真のモノトーン版が背景画像になっています。

ここはジュエルケース版の方がいいですね。

まとめ

いろいろ書きましたが、2千円程度でこのCD Boxが手に入るのはとてもお得だと思います。
まだ持っていない合唱ファン(特に現代モノ)の方は買って損はないでしょう。

おまけ

Baltic Voices Vol.1に収録されているArvo Pärtの『Which Was the Son of …(それは…の息子であった)』の演奏をNMLで漁っていたら、邦題が『息子はどこへ…』となっているものがありました。
英語ができる人がチェックしてないんですかね…