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今日は




山の日なので





『父を想う』




です。




なんでかと申しますと




私の父は





山男






なのでした。






山男……コレではない……滝汗




こっち↓な感じですニヤニヤ


前列左から2番目。


日本の国旗のとこのが父。






私が生まれる前にこんなコトしていたらしい。




“ヒマラヤ・サラグラール西壁登り大成功”?





すごいコトらしいのに、私は何も知らない……






私は父のコト






嫌い





だったのです。






ひでー娘ですよ、私真顔





父は変わっていました。





子供ながらに




『ウチのお父さんは、よそのお父さんと違う』




と思ってました。……実際どの方にも“変わっている”と…“変人”と言う方もいました。






私が生まれた頃(父40歳)、登山等の経験を通じて、その流れで長野でロッジを始めていました。





結婚を出会ってたかだか数ヶ月で決めてしまい。母は当然父と一緒に長野のロッジへ行くと思っていたら、父の両親のいる静岡の家に置いてけぼり





挙げ句母は父の両親と兄弟(兄1人・姉1人・妹2人)に召し使い扱いをされました。





夏・冬は長野のロッジ、それ以外のオフシーズンは海外に行ったり、あまり静岡の家には帰ってこなかかった。





私にとっては“たまに来るオッサン”的なポジション。





小さいながらに“母を守らなければ”と思っていました。





母に起こる大変なことの大半は父のせいだと思っていました。





気に入らないことがあると、暴力振るうことはしませんでしたが、怒鳴る。





またその声がでかくて、よく通る声だったので、本当に嫌だった。





映画とかも“登山”とか“スキー”とかのドキュメンタリー映画に連れて行かれたり、ほんと勘弁ゲローもやもやもやもや




1度だけ“ET”連れてってくれました。




ちゃんとした映画館に。笑




ただ幼い私は映画館に売ってるポップコーンが食べたくて“欲しい”と言ったら、帰りの道中延々とデカい声で説教された。




ほんと勘弁ゲローもやもやもやもや





ただね……あまり経験できないことも、いっぱい経験させてもらった。




スキー←雪の降らない静岡だし、当時スキーを経験するは珍しかった



ただし基本1日中スキー場に放置。



父はお客さんやボーイスカウトの子達にスキーの指導。



お昼(カレーかラーメン)とおやつ(クリームソーダ)の時だけリフト乗り場で父が待っていて食べさせてくれる。



クリームソーダは良い思い出の味音符
普段は炭酸の飲み物禁止だったので尚更ですお願い





海外旅行



基本スキーがメイン

スイス
カナダ
アメリカ(2回)
イギリス
フランス



いつもイモジャー(ダサいジャージ)父の使い古しのリュックに最低限の荷物



観光することがあっても、とにかく歩く



アメリカで道に迷い、治安の悪い地域の奥から表へ向かって歩いた



でも格好があんまりだったから全然平気だった(日本人ましてや観光客とも思われてなかった)



泊まるところも父の知り合いの方のお家だったらラッキー



ドアを開けようとするとベッドがあたって全開しないとか、寝たら痒くなるベッドがあるホテルとかあったゲロー



イギリス・フランスは格安料金のツアーだったのかな?飛行機と泊まるところだけ決まっていて、あとはフリーみたいな??




さすがにジーンズだったけど、その格好でエルメスとか入って行ったりするから、店員さんの嫌な顔忘れない当然です!!



贅沢だったのは



カナダでバーバパパに出てくるような、大きくて甘くて美味しいアイスを食べさせてくれた!!基本父はお菓子とかあまり食べることを許さなかった。自分は甘いもの大好き。





アメリカでなぜかディズニーランドとユニバーサルスタジオに連れて行ってもらった!!日本では遊園地・動物園連れて行ってくれなかったのに!!





アメリカ・フランス・イギリス美術館は片っ端から連れて行ってくれたこれは私高校~短大と大きくなっていて、絵画大好き歴史大好きだったので、本当に嬉しかった!!





いっぱい大変なこととか、恥ずかしかったり、嫌だったりすることが山ほどあった





だけど






なんでだろう





父が亡くなって2年経ち





思い返すと





だったことも含め全部懐かしい





もしかしたら楽しかったり、嬉しかったコトも、私は勝手に嫌なことに塗り替えていたのかもしれない





父のこと、もっと興味を持って話をすれば良かった





父のこと、もう少し理解してあげれば良かった





父のこと、もっと許してあげれば良かった





父のこと、もう少し尊敬してあげれば良かった





私は未熟で、父に理想の父親像を押し付け、父を1人の人として見ていなかった





ありのままの父を許さず





勝手に失望して、嫌いになって、憎んでみたりしていて





その事に薄々気づいたときには遅くて





父に対するマイナスのエネルギーを拭いきれないまま





父を逝かせてしまった







山の日は私にとって父の日






ごめんね父さん






ありがとう






案外父さんのこと好きだったみたいだよ





父さんのことすげーって尊敬してるよ





今日はどこのお山にいるんだい?笑





久しぶりにクリームソーダ飲みたいなデレデレ








ではでは


赤薔薇へっぽこママンより愛を込めて~デレデレ赤薔薇