このやり取りは今から数年前のこと






この翌日フウタがインフルエンザを発症し、私と兄のムギにもうつり、

それどころではなくなった。



あのやり取りについても今日までお互い話題に出すこともない。

もう怒りに震えることも落胆するのも心が耐えられないから。

嫌な思いをする度私は心を閉ざし、思いも言葉も自分の中にしまい込んで自分で決めて行動することにした。

相談は理解のある人にすればいい。

自分の心をえぐってまで夫にする必要はない。

いつしか一番近くにいたはずの夫は私にとって遠い存在になっていく。


夫の心の根底にそんな思いがあるのを知った以上、私はもう心を開けない。

最低限のことは話をするし、報告もする。

でも心から寄り添ってほしいとか、二人で力を合わせてとか、支え合うことを求めるのはやめた。


お互いの役割を果たすことだけでいい。

私は私の役割を果たすだけ。

きっと夫は今でも夫婦で様々なこと(思いや出来事など)を共有するべきだと思っているだろうし、それを望んでいるだろう。

でも私はできないし、やらない。

夫には夫なりに息子たちを大切に思い、不自由なく生活が出来るようにしてもらえたらそれでいい。


世の夫婦はどうなのかな?と思うことがよくある。


きっと私たちは表面上は普通の夫婦に見えるだろう。





良いこともそうでないことも同じように受け止めて、支え合うことが出来ていたら何か違っていたのかな。

私の器がもっと大きかったら、うまく立ち回ることができたのかな。

時間が解決してくれるのかな。


そんな考えても答えが出ないことを、私は今でも考えている。