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昨夜、岐阜県可児川鬼ガ島の川辺にて。



2年前の7/15、可児川豪雨災害にて3名の方の尊い命が奪われました。

そのうち2名の方は未だ行方不明のまま…

また昨年9月の台風16号の豪雨でも流された方のご遺体が伊勢湾で発見されました。



可児市では市民団体による捜索活動が何十回も継続して行われてきました。


ちょうど丸2年の昨夜、7/15

亡くならせた尊い命を偲び
今もこの川の下流のどこかにいらっしゃるであろう、お二方の魂の安静を願い「鎮魂の祈り」として、715個の灯籠が流されました。



地元の亀谷議員さんとのご縁で、そのセレモニーでの 祈りと送りのメッセージの「語りびと」として参加させていただきました。



今はもう、何事も無かったかのように静かに流れる可児川の水。
その穏やかな川辺に715個の灯籠の灯が静かに流れて行きました。


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大勢の方々の思いを乗せ、
悲しくも失われた尊い命を照らし出すかのように…



私たちは常に自然から恵みを受け、その自然と共存しながら生かされています。

万物に潤いをもたらし、作物を成長させる恵みの雨。
しかし、その自然の脅威は、時として厳しい試練を私たちに与えます。



日本中を震撼させた東北大震災。また今も尚 予断を許さない九州地方の豪雨の被害…


自然との共存。
我々がコントロール出来ない現状に直面し、本当に心が痛みます。



私たちは もう二度と繰り返したくはありません。

そして、もう二度と尊い命が犠牲にならぬよう
天の風となり見守って下さい。

何年、何十年、時が経ったとしても 私たちは決して忘れません。


どうか安らかにお眠り下さい。



笛や太鼓。歌声。
おごそかで荘厳な銅鑼(どら)の音に包まれながら、
止めどなく涙が溢れました。


灯籠の幻想的な灯火が揺れる川辺。

まるであの日から時が止まったかのように…



心から鎮魂の祈りのメッセージを伝えさせていただきました。