夜の部のお芝居に少し触れます、いえ、同じお芝居ですが・・
たつみ座長が出て居て、全く同じ筈である筈もない・・・(笑)
黒駒親分が、手下の半次に、お前財布を掏ったのか?と尋ねるシーン
半次『いえ、あっしは財布を』と言う台詞を
半次「いえ、あいすは、あい・・あいすは・・」
たつみ黒駒親分、思わず 「ン? ン? アイス?」
と、微妙にコケながら・・(笑)
そして、半次の肩を軽くポンポンしながら
「落ち着いて、落ち着いて。アイスって言うから、舐めようと思っちゃった。」
と、持っていた白い扇子(閉じているから丁度、アイスキャンデーにも見える)を、舐める振り。場内 大爆笑
気を取り直して半次
「取っちゃ居ません」
「何を?アイス?」
「いえ、財布です。アイスの話は終わりです」
****************
もう一箇所
中国人チンさんのシーン(夜の部では、綺麗なメークのまま)
お蝶と話している時、今回は さっさと侍が出て来て
「今度は待たずに出て来たぞ!お前が話し出すと、いつ終わるかわからんからな。
『夜の部は、そんなに長くしない』と言っておったではないか!昼より長いわ~」
そして、お蝶を叩き切り チンさんに
「まだ居たのか!さっさと帰れ~!」
チンさん、花道をバタバタ走りながら
「急がなくちゃ、最終便で帰らないと~」
「あ・・おい、こら待て!名前を聞かないと」
「ナマエ?チンさんよ。」
「お前ではない、ワシの名前じゃ」
「あぁ、自己紹介ね」
「もういい!ワシの名は、牧野藤十郎だ」
そして、戻って来た次郎長が女房を切った侍の名を聞き出す時・・
たつみ・チンさん、一生懸命思い出そうとして、ジェスチャーが始まる。
・薪を割るジェスチャー →「まき・・?」
・お能の仕草 (これが中国人の扮装ながら、あの顔だからカッコいいのさ)
→「おのう?のう?」「うは、要らない」「の」「そそ」
・とう →数えるジェスチャーで「7,8・・10で、とう」
・じゅう→ 料理の仕草・・・え?何々?次郎長たち。アァ・・何か作ってる?
たつみさんの仕草が実に上手い! チャーハン作ってるんだ?
調味料入れて・・掻き回して、水を入れて・・ジュ~~~ッ
・ろう→えっとね・・あ・・そうだ!と、俄に木魚を叩きながら、ロウソクへ誘導
「まき・の・とう・じゅう・ろう・・牧野藤十郎!」
「そう、それ!!」
※ 昼間は違っていたんですよ。マキは、糸巻きの格好、「の」は、クレヨンしんちゃんの物真似から 野原の「の」を誘導。とう・じゅう・・は、忘れた(笑)
「ろう」は、格子戸の外に出てしゃがみ「えん罪です~出して下さい~~」で
「牢屋」から「ろう」を誘導・・
この辺、様子からして全部、その場のアドリブですねぇ!!すごい!!
昼夜共、この後のラストシーンでは、五油山での決闘になるんですが、その時の
黒駒親分、出入りの姿でカッコいいやら、貫禄やら・・良かった~!!
カッコ良い・・以外の言葉ないのか?って位
脚を切られて立てなくなった黒駒に次郎長が長い棒を差し出して、2人がそれぞれの端を持って顔を見合わせるシーン。なぜ拍手が起きないの~~?
あそこは、絶対に拍手が一斉に起きる場面でしょ~が~~
さて、では昼と逆方向の場所からの写真
夜のバージョンです。
♪ 激情
顔を半分隠せば、こちらのテンションも半分になるとお思いか?
そうは行きませぬぞ・・・ちょっとや、そっとでは
熱は下がりません・・・(今、検温器の前に立ったら、即刻追い出されそう・・)
↓ これ、どういう格好? あら?どういう形? すっごく不思議じゃないですか?
ね~~どうなってるのぉ~~~?
視点が変わると、また別の魅力が感じられましょう?
ウッフッフ~~~~
この、ブログ用の写真編集が、舞台を思い出させてくれて、たまらん時間ですわ