演目は、
沓掛時次郎
ラストショー
”忘れ傘”
でした。
沓掛時次郎は、お馴染み長谷川伸の名作で、映画では萬屋錦之介さんで見て
子供の頃から号泣。
TEBでも何度か見て居る、名作中の名作
クライマックスは、ラストの時次郎とお絹のシーン
「必ず戻って来て下さいね、時さん。あたし、あんたにどうしても、聞いて欲しい
事があるの」
「必ず戻ってきますよ、お絹さん。あっしも言いたい事が・・」
と、手を取り合って一時の別れ。
そして、お絹は時次郎の帰りを待ちながら
息を引き取る。
もはや息をしていないお絹に、必死になって訴える時次郎は、
小泉たつみではなく、まさしく、時次郎だった。
え?!
このお芝居、TEBでも何度か見てる。
なのに、なに?この、ゾワゾワしてくる気持・・
それもその筈、舞台に居たのは、まごう事なき沓掛時次郎そのものだったからだ。
演技をしている小泉たつみではなく、あれは、あの時
本物の時次郎だった。
時折、声が微妙にかすれ、震え・・
これ、演技じゃ出来ませんぜ~!!
迫真の演技じゃないねぇ・・それどころじゃなかった。
時次郎が乗り移ったとしか、思えない
素晴らしいシーンでした!
舞踊です。
ダイヤ座長
♪ 愛を込めて花束を
たつみ座長
♪ 蒼い月
両座長中心で
♪ たまゆら
両座長で
♪ 兄弟喧嘩
続きます。