お芝居からのスタート

演目は、

 

   不知檢校(しらぬいけんぎょう)

 
歌舞伎では、松本幸四郎(当時の) 映画では 勝 新太郎と中村 玉緒で 同じ1960年代に上演・上映されてる演目。
今回はダイヤ色とは言え、本筋はもちろん原本に沿っもの。
 
勝 新太郎の座頭市の前に映画化された作品。
今回のダイヤ版は勿論、勝・新のコピーではありませんが、座頭市を思わせるような
独特の歩き方や、おっちょこちょいっぽい滑稽な仕草は、勝・新を参考にしたかな?と、
楽しい気分にさせられて、素晴らしい舞台でした。
 
 
剣校とは按摩の最高の位で、ここに上り詰めると、今で言うセレブとなります。
貧乏、しかも盲目で生まれた富の市 (映画では杉の市だったので、私の聞き違い?)
 
ダイヤ扮する大工が、雨宿りをする按摩(たつみさん)と会い、
貯めたお金が25両あると聞き、出産を目前にしている女房のために
5両だけ貸してほしいと言うが、断られる。さては俺の金を狙って居るんだなと
騒ぎ立てる按摩を、殺害してしまった。
 
そこへ、飛んで来た近所の者が、たった今、赤ん坊が生まれた。男の子だと言う。
しかし・・・
その赤ん坊は、生まれながらの盲目だと・・・
 
今、手にかけた按摩の怨念か?! 
 
この時の舞台演出が、何とも言えず素晴らしい!
詳しくは書きません。
いずれ見る方は、ここでゾクゾク、しかし、演出のセンスの良さにしびれて下され。
 
そして、成長したのが、富の市。
 
彼は、狡猾なテクニックで金と女を奪い取っていく。不義を働いている武士の妻(満月)を
巧妙に騙して手籠めにするは、親切な行きずりのカップルから金をせしめるは・・・
 
 
 
 ダイヤ座長の迫真の名演技が光りました。
 
褒め言葉ですが、彼は悪役をやらせると、いつもとは別のオーラを放ちますね!
石川五右衛門の時もでしたが、今回の、徹底した悪党で、汚い根性を持った奴!
これを、完璧に演じた。
 
すさまじく、恐ろしい悪党で、好色!
女を手籠めにするシーンは、下手すると、あまりに真に迫りすぎて 「え?ダイヤってこう言う人だったの?}(笑)(笑)

ドスのきいた長いセリフも、抑揚がきいていて、韻の踏み方が 絶妙だ!
たつみ座長の長セリフの見事さもさることながら、
ダイヤの新しい魅力に、また惚れ直す!!
 
素晴らしい芝居でした!!お見事!! 拍手、いや、拍手喝さいです!!
 
 
では、舞踊ショーの写真を (あまり近い席でなかったので、失敗が多い故、少々)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
たつみ座長
🎶 ジュピター
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ダイヤ座長
  あがったお着物・・・かな?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ゲストの葵 翔太郎くん
  彼は、見るたびに芸が伸び、役者として成長著しいな~と、感心するばかり。
  今回も、舞台にチラ~っとしか出ませんでしたが、オーラが人を引きつけました。
  踊りも、ますます上達して・・・
 
 
 
 
たつみ座長
  やっぱり、いいなぁ~~~こう言う姿!!
 
 
 
 
 
いいのにな~~~~~~~
白飛びですわ・・・((+_+)) <m(__)m>
 
続きますよ~