5月14日 芝居 【俺たちゃ渡り鳥だよ】

赤穂からの旅人と 吉良からの旅人が、偶然であって、これまた偶然の二人旅になる。

その道中、宿・・・でおこる出来事に巻き込まれ・・・と言うより むしろ、自分たちからまきこまれて行くと言う方がマッチしている。

ストーリーは、取り立ててない。

2人の旅人の掛け合い漫才みたいで、若ちゃんのセリフだか、アドリブだかに 応戦出来ない人だと、つまらない芝居になってしまう危険性大だから 相手役だ誰だろうと、
きっと、ヒヤヒヤものだったのではないだろうかと お察し申し上げる次第。

かつて、とんでもなく退屈な芝居に、してしまった方がいらっしゃると
遠い、遠い風の噂で聞いた事があるけれど・・・ 今回は副座長。(ヨッ!剛くん、頑張れ!)

若い娘(ひかるちゃん)をヤクザの手から助けた二人の旅人。
両者とも、娘を口説こうと必死。

「あんた、いくつだい?」 
「はい、18歳です」

すかさず、若が 「ウソ、つくんじゃねぇ!」

副座長が止めると 「20も、サバ読みやがって・・・(ブツブツ)」

娘は宿主で2人はそこへ泊る事になるが、 宿主一人しか居ない宿。
お茶しか出て来ず、あとはご自由に?
客室もないから、玄関先の一間に、二人で泊まる。

部屋の真ん中に線を引き、 こっちが俺で、そっちがお前。
こっちへ来るなよ! 布団は一組。 取りっこ。 

「こっちにあるから俺の布団だよ~」



「おい、明かり消してくれ」

「こっちにある明かりだから、点いてたっていいだろが」

ここで、若ちゃんが行燈の明かりを消すシーン

「いいか、消すぞ・・・消すからな・・・消す・・・」 どこぞで見たシーンなので、客席から大拍手。
(これはもちろん、催促の拍手)

期待しちゃおうかな!! が、しか~し、そううまくは行かない。
若ちゃん、しっかりと客席を向いて

「やらないよ! お芝居が違うんだから。・・・・もう・・拍手すれば何でもやると思ってるんでしょ。」

残念でした~。当然だけど 随所、随所にこうした笑いを持ってくる。
当然、オチはあるけど、この経過でのやり取りを楽しむ芝居でした。





舞踊は、 オープニングショーで、

♪ 恥じらいはいつも雨

♪ (曲名紹介なし)

♪ たまゆら


  ↑ 壮観でした~! 群舞。怪しい魅力をたたえた男たちと、女たち。
    そして若ちゃん、ものすごくステキな花魁風女形。
    
    以前にも書いたけど、群舞でこんなハイレベルな劇団は、そうはないのでは?


♪  あけがらす  (五木ひろしの歌で・・浅き夢みし・・がタイトルかな)


毎度、タイトルがわからずで、すみませ~~ん



ミックスジュースでは、英さんがいじめられた~(^◇^)(笑)(笑)(笑)

途中で、フリーズしちゃった英さん。若ちゃんが

「それじゃ、サスケ!」 

その時のサスケくんのリアクションは、まるで教室で、「当てられたらヤダな~」と
言う生徒に先生が名指しした時みたいだった。
ギ・・・ギクッ!
マジで、ビビッてた(笑)


「雅輝!」
「はい! ぼくが~え~っと、え~~っと・・あ~」」

可愛いお返事の後が続かない。

「じゃあ、ソウキ!」

ソウキ君、

「は・・はっ?!」

剛くんが後ろで心配そうな表情だったのが父子だな~と、ほのぼの

しかし、ソウキ君、しっかりと

「僕が、音楽スタートと言ったら、英にいちゃんに向かって、もうフリーズするな!って」

客席から大拍手。


若ちゃんの舞台は、いつも客席と一体化して暖かい。