突然ですが、ワタクシ、肉の中で何がいちばん好きって、
牛より豚より七面鳥より羊よりウサギより(←ウサギ肉売ってる)、何より、
鶏肉、しかもモモの部分が好きなんです!!(唐突にきっぱり!)
しかしながら、悲しいかな、スイスには、日本のような「鶏モモ肉」は売ってません。
あるのは、鶏ムネ肉、鶏丸ごと、手羽先、手羽元、骨付きモモ肉。
(・・・そう、骨付きなら売ってるんです。)
たとえば、鶏ハムを作るならムネ肉のほうが美味しいし、脂肪が少ないからカロリーも低い。
・・・んだけど、火を通すとやっぱりパッサパサだったり、歯の間に繊維が詰まったり。
インターネットのレシピサイトで「ムネ肉なのにジューシー♪」なんていうレシピを見つけては試すも、
やっぱりモモには勝てない!!
で、どうするかというと、骨付きチキンをさばいてます。
安くなってるときなどにまとめ買いして、エマが寝たあと、夜な夜な骨と格闘し、冷凍庫へ。
冷凍庫に大好きなモモ肉が入ってる♪と思うだけで、心も充実、なんだか安心感♪
逆に、モモ肉のストックがなくなると、「ああ、もうない!どうしよ、どうしよ、さばかないと!」と
そわそわしてしまいます。
最初の頃は、1本さばくのに15分くらいかかっていましたが、
今では5~6分で、さばけるようになりました!(何の自慢にもならん・・・)
骨も無駄にはせず、コトコト長時間煮込んで、美味しいスープにして、
文字通り、骨の髄までいただいてます。
今日は、塩のみの味付けで、皮がパリッとなるまで焼き、
1枚はそのまま、もう1枚はネギポン酢で、美味しくいただきました。
日本にいたら、どうってことない料理ですが、でも・・・
モモ肉、サイコー!(なんのこっちゃ)
私の周りでは、この骨付きチキンをさばく作業をしてる日本人の方、結構多いみたいです。
面倒だけど、やっぱり美味しさには変えられない!と思ってる方、多いんですねー。
この作業をするたびに、
日本ってすごいなー。こんな面倒な作業、全部お店でやってくれちゃってるんだもんなー
と、毎度毎度思ってしまいます。
ついでに言うと、こちらには「薄切り肉」もありません。
牛も豚も、ブロックか、ステーキやとんかつレベルの厚さ。
薄切り肉を食べる習慣がないんでしょうね。
薄切りにして欲しかったら、スーパーではなくお肉屋さんで、前日までにお願いしておくんだとか。
中には、冷凍したあと、半解凍して薄切りにするという方もいるようですが、
薄切り肉に関しては、やっぱり家庭では、限りがあるような・・・。
ネットで調べると、海外在住で、家庭用のスライサーを買って、肉を薄切りにしている
という方もいらしゃるようですが、
やっぱりそうまでしないと、薄切り肉は手に入らないんですね~。
骨付きチキンをさばくたびに考える、スイスのお肉事情でした。