2010年もあと三日しか残っていません。今年のブログ更新はこれが最後になると思います。何しろ熱心な読者から毎日のように12月のブログ更新が少ないと、メールやらお電話やらで催促が有るのですが、どうにも超多忙で、ままなりません。来年はもっと頑張りますからご勘弁を。

そんな慌しい中で、たった三日間ですがベトナムのホーチミンへ行ってきました。今回はＬＥＤ照明のベトナムでの合弁事業のスタートの打合せでした。アクトグリーンのＬＥＤランプにベトナムでの最大の蛍光灯メーカーＤｉｅｎ　Ｑｕａｎｇ社が興味を持ち、是非合弁事業をスタートさせたいとオファーがありました。ベトナムの蛍光灯のシェアーの65％を持つ大企業ですが、ＬＥＤ照明の省電力に目を付けて、次世代の照明として、アクトグリーンの技術を導入して合弁事業を展開したいと具体的なオファーを頂き、その打合せに行きました。同行者はアクトグリーンの岡野社長、ＲＢＳの梅澤ＣＥＯです。まずは会議はスムースに進み、来年から本格的な合弁事業がスタートできるものと期待をしております。

さて、3ヶ月ぶりのホーチミンで、僕達の定番であるベンタン市場にも行きましたよ。市場の外で一生懸命観光客に扇子を売り歩く「なんでやねん」コンビのトイちゃん、ヌンちゃんも元気に働いていました。日本は本格寒波の到来で寒い日々が続きましたが、ホーチミンは30度を越える暑さ、そんな暑さもなんのその二人とも元気で働いてました。

そして、ちびっ子のティッシュ売りのヤーンちゃん（7歳）も元気で働いてました。夕食を一緒に食べたのですが、食べたかった蟹を注文できてご機嫌でした。

帰国日に半日の余裕が出来たので、メコンデルタ地域を見学に行きました。メコン川は6カ国を貫通する大河です。一番下流がベトナムです。

まずは上の写真のような小さなクルーズ船で幅約3ｋｍのメコン川を横断して、対岸に渡ります。

対岸に渡ったら写真のような馬車に揺られてメコンデルタの小さな村を訪ねました。

村では、村人が民族楽器を演奏しながら、民謡を歌って歓迎してくれました。

民族楽器の一弦琴の演奏方法を教わっている岡野社長。なかなか難しくて、きれいな音が出せません。

村から出る時は、写真のような小船で、網のように張り巡らされた水路を、女船頭さんに送ってもらいました。

狭い水路の両岸はニッパ椰子の生い茂ったジャングル。ベトコンがベトナム戦争の時に、神出鬼没の動きが出来たのもこの水路のお陰です。

水路のあちこちには網が仕掛けられています。これで川魚を捕まえて食料にしているそうです。

そして水路の途中で遂に見つけました。以前にこのブログで紹介した、俗称「おっぱいフルーツ」、正式名「ミルクフルーツ」の生っている木があったのです。市場では山積みされて売られていますが、木に生っている所を見たことが無かったのですが、遂に見ることが出来ました。

そんなこんなで忙中閑あり、たった三日間のホーチミン行きでしたが、目一杯メコンデルタを楽しんできました。

来年はもう少しまめに更新しますから是非ご期待を。では皆さん良いお年をお迎え下さい。

ベトナム（2010年12月）