４月の始めに、奥多摩まで電車の旅をしてきました。４月中旬に外国から来日されるお客様のお土産用に、特別ラベルの日本酒を用意して欲しいと言う友人の依頼で、元禄から続く造り酒屋の小澤酒造さんを訪ねて、石坂まさを先生を通じて旧知の小澤社長にお願いと打合せを兼ねてお会いする為でした。
新宿から中央線で立川まで行き、青梅線に乗り換えて、青梅まで行き、更にそこから奥多摩行きの青梅線に乗り換えて、沢井まで。約２時間の旅でした。この日は例の大低気圧が日本列島を吹き荒れて、大荒れ模様のお天気でしたが、幸い小澤酒造さんを訪れている間は静かで、助かりました。小澤酒造と言えば清酒「澤乃井」で有名な、創業元禄１５年と言う老舗の造り酒屋。初めての酒蔵訪問です。青梅線の沢井駅は無人駅で、電車の本数も少なく、閑散とした駅でしたが、梅の香りが辺り一面に漂う、風情有る駅でした。
駅を降りて、坂道を５分ほど下ると、直ぐに清酒澤乃井の大看板。元禄１５年創業と書いてあるのが印象的でした。
白壁の酒蔵が立ち並ぶ隣には、現在もお住まいとして使われている大きな茅葺き屋根の大きな建物。歴史を感じさせてくれます。
付近には歴史的建造物に指定されている古民家がいくつか散見され、その庭では、今は梅の花が満開。その香りがとても爽やかでした。
小澤酒造さんの庭にも巨大な梅の古木が、見事な花を咲かせていました。早速出迎えて下さった小澤社長とオリジナルラベルの打合せ。今回は日本人で初めてディズニーの公式デザイナーに採用された高橋宣光先生に日本美人のデザインをお願いしていたので、その下絵をお見せして、ボトルの大きさ、ボトルの色等を打合せ、下絵の背景の基調色がブルーに近い紫である為に、青色のボトルに今年の新酒をボトリングして頂く事で決定。更にボトルごとに白のケースに収めて高級感を出しましょうとのご提案を頂き、無事に打合せは完了。
沢井駅までの帰り道は、こちらの坂を上がると梅が綺麗ですよとの小澤社長のお薦めで、緩やかな坂道をのんびりと梅の花と香りを楽しみながら、駅まで歩きました。久し振りの自然豊かな奥多摩（と言っても青梅市ですよ）を満喫させてもらいました。小澤酒造さんの酒蔵には、レストランや休憩所、利き酒コーナー等もありますから、休日にぶらりと遊びに寄っても楽しいと思いますよ。
とまあ、今日まで更新できなかったブログを一気に更新しました。ではまた次回に。