超寒い日が続いていますが、皆さんはお元気でお過ごしですか。僕はここ数日風邪気味で、夜になると発熱。そんな状態で暑いベトナムや、寒い札幌に出張したりしていたものですから、遂に我慢できずに、土曜日に大阪出張したついでに、かかりつけのお医者さんに行きました。幸いにインフルエンザでは無くて、只の風邪と言う診断で、抗生物質と咳止めの薬を頂き、発熱と咳は収まったのですが、今度は薬が疲れている胃を刺激したのか、食欲が無く、吐き気がして、遂に昨夜は早めに帰宅して、早めに床に入り、もっぱら休養に努めました。どんなに体調が悪くても、忙しさは待ってくれず、今朝から通常通りの仕事。
ケニーのブログ

僕は、とにかく本が傍にないと落ち着かない程の読書好き。読書の時間はもっぱら移動の時の交通機関の中と、帰宅してから寝るまでのわずかな時間しか無いのですが、それでも学生時代から年間200冊は読破し続けております。読むのは持ち運びに便利な文庫本と決めております。昔は新作のハードカバーを良く読みましたが、移動中でも手軽に読める文庫本に徹しているのが最近です。好きな作家はたくさんいますが、特に出版されている本を殆ど読破している作家は、司馬遼太郎、船戸与一、逢坂剛、立原正秋、浅田次郎、そして北方謙三さんです。特に北方謙三の作品は全作揃っていると豪語しても大丈夫です。ハードボイルドから歴史物まで幅広いジャンルに次々と挑戦し、その全てが読者を魅了して止まない稀有な作家だと思います。まだまだ現役で、次々と新作に挑戦されていますから、多分一生楽しめる作家だと思っております。

中国を舞台にした歴史小説で「三国志」全13巻、「楊家将」続編の「血涙」もいれて4巻、「水滸伝」全19巻、「楊令伝」全15巻等々は全て長編で、登場人物は全て中国名ですから、よほど人物設定を意識しながら読み続けないと、途中から訳が分からなくなってしまいます。しかしこのような長編に挑戦する作者の根性と、根気強さは半端では有りませんから、作者に敬意を表して、僕はそれぞれ3回は読破しております。3回読んでも、読む度に新しい感動があって、新鮮な驚きですよ。昨年の12月から水滸伝の最終章に繋がる「岳飛伝」の連載が始まりました。この作品が完結し、ハードカバーが出版され、次に文庫化されるまで、時間が僕を待ってくれるのか、いささか不安ですが、読まずに死ねるかと言う楽しみもあります。

読書に興味のある方は、是非北方謙三版の中国歴史小説に挑戦してみたら如何でしょうか。