下の写真をご覧下さい。この「主役」と言う新聞は、社団法人日本地方新聞協会会長の中島繁治氏が編集長を務める月間紙です。皆さんは昨年の大阪地検特捜部の厚生労働省村木厚子元局長に対する証拠改ざん事件を覚えていますよね。その後、担当検事のみならず、当時の特捜部長、副部長も逮捕されて、これから刑事事件として裁判が始まります。この事件で国民の検察官に対する信頼は一気に地に落ちました。
ケニーのブログ
この記事の中で、中島編集長は私の友人のY氏の事を取り上げて、検察官の見込み捜査の恐ろしさに警鐘を鳴らしています。Y氏は全く身に覚えの無い事件で逮捕され、容疑を否認し続けたが為に、2年間も拘置所に収監され、作られた証言を基に有罪判決を受け、控訴しても判決は覆らず、結局刑務所に送られてしまいました。

出所したY氏は悔しさと無念さで、何とか無実を立証したいと自分でコツコツと当時の証言者を探し、同時に事件当時の完全な不在証明となる物を見つけ、作られた証言者の新たな正しい証言、そして完璧な不在証明をトランクに二つ分も持って、弁護士に相談に行きました。そしてその弁護士も無実の訴えに真剣に取り組んだのですが、裁判所からは全く門前払いで相手にして貰えませんでした。Y氏は今でもその話をする時は、手と唇を震わせて悔しさを語ります。

日本は世界一安全な国で、誰もが安心して暮らせる国である事は間違いありませんが、法の番人である司法官がひとつ間違えてしまえば、あるいは正しい真実の追究を怠ってしまえば、とんでもない苦痛を無実の人に与えてしまう恐ろしさが潜んでいる国である事を実感させられる記事でしたので、ブログでご紹介をさせて頂きました。

この新聞を読んで見たいと思った方は、(FAX)0424-67-4518、(E-Mail) syuyakushinbun@yahoo.co.jp

で第1037号と申し込んでみてください。

ちなみに中島編集長も私のお世話になっている大切な友人です。

今日は旅の話とは無縁の話題でしたが、外国にいても犯罪に巻き込まれる日本人が多い昨今ですので、日本にいてもとんでもない事件に巻き込まれる恐れがある事を知って頂きたくて、新聞記事を紹介させて頂きました。

では又、次回をお楽しみに。