今日の東京は快晴。暖かくて、ついに今日はコート無しで出勤です。明日は札幌に移動なのでまだコートが要りそうです。でもこの調子で関東にも確実に春が訪れました。昨日まで大阪にいたのですが、大阪は桜が終わりかけていました。

さて、フランスの各地のお話を続けてきましたが、あまりフランスの話ばかりですと、退屈される人もいるでしょうから、今日のルーブルのお話でしばらくフランスを離れる事にしましょう。また機会を見つけて、フランスの話をしたいと思います。何しろ見所一杯のフランスは語りつくせません。そうそう、先日NHKでロワール渓谷の古城巡りの取材番組を放映していましたよ。視た方もいらっしゃるでしょう。


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パリに行ったら美術好きの人でなくても、ルーブル美術館は訪れる値打ちがあります。何しろ皆さんが教科書等で必ず見たことのある有名な絵画や彫刻が展示されているのですから、是非とも一度本物にご対面をしてみてください。
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この有名なダヴィンチの「モナリザ」もここにあるんですよ。

このルーブル美術館は王室のルーブル宮が美術館になったものです。ルーブル宮は遥か昔1190年にフィリップ2世が城砦として築いたのが始まりで、その後16世紀のフランソワ1世からナポレオン3世まで3世紀以上に渡って、歴代の王がリレー方式で建築に取り組み完成させたルネッサンス様式の華麗な宮殿です。

そして1789年のフランス革命後にフランス共和国によって、歴代王室の収集品をベースにした美術館として、宮殿を一般公開する事になったのです。ヨーロッパでも最も古い美術館の1つです。

更に現代になって、ミッテラン大統領が1985年から1989年にかけて大改造を行い、主に地下部分を整備し、ルーブル宮に入居していた大蔵省を始めとする政府機関も移転させ、中庭にガラスのピラミッドを作り、美術館への入り口にしました。昨年は小説や映画が世界中で大ヒットした「ダヴィンチ・コード」で、更に有名になりましたよね。

収蔵品は多岐に渡り、とても一日や二日では全てを観ることは不可能ですが、お目当ての作品に的を絞って観に行けば楽しい一日になる事は間違いありません。古代オリエント美術、古代エジプト美術、古代ローマの彫刻、中世ルネッサンス美術、バロック美術、ロココ美術等々の中から、的を絞ってください。
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私の好きな「ミロのヴィーナス」です。柔らかな曲線が、何とも言えない美しさですよね。


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ドラクロワの「フランス革命」です。これも好きな作品です。もちろん冒頭に上げた「モナリザ」は必見です。

ちなみに、19世紀後半から20世紀前半の近代の作品が観たければ、ルーブルではなくオルセー美術館にありますし、現代の作家の作品を観たければポンピドーセンターに行ってください。それぞれお好みの作品を訪ねて美術館巡りをするのもフランス旅行のもう1つの楽しみ方ですよね。

では次回の旅のお話をお楽しみに。