「また来週！」が叶わなかった忘れられないママ
こんにちは、
江戸川区小岩のリトミック教室
井上みどりです。
今回は忘れられないママ
についてお話しします。
男の子のママ、
はじめてのお子さんで子育てに
とても一所懸命でした。
我が子のためにとリトミックも
まだ歩く前からバスに乗って
遠くから通ってくれました。
お子さんはとても個性的でリトミックの時間も
ほぼ自由人。好きなことだけ好きなように
という感じでした。
お母さまが「理想の幼稚園」として入った園で
集団生活、園生活に馴染めなかったのか。
しばらくするとたびたび
幼稚園から呼び出しが…
でも、リトミックの発表会では
みんなと一緒に最初から最後まで
しっかりできて
「幼稚園では絶対みんなとは
やらないのに今日の
リトミックの発表はできました」
と、とても嬉しそうに話して下さいました。
ある日、お子さんのご機嫌が
あまりよくなかったのか
レッスンでこれはNG
という事がありました。
私がその場で注意、普通はこれで終わり。
なのですが、その時はママが
とても悲しそうなお顔で
「先生は〇〇の事、思って
お話してくれているのよ！」と私の目の前で
お子さんをピシャリと叩いたのです。
イヤイヤ、お母さんお子さんを叩かないで！
(それも他人の前で…)
慌てて、その場でお話をして
その日のレッスンは終了。
帰り際に「また、来週お願いします！」
と元気にご挨拶してお別れしました。
それから数日経ってお父さまから
「〇〇の母親が緊急搬送され入院しました。
しばらくリトミックはお休みします。」
とメールをいただきました。
何があったのか？大丈夫なのかしら？と
心配していたのですが、2、3日後に
「亡くなりました」と連絡…
まさかあの日が最後になるなんて
思ってもみませんでした。
後で聞いた話では、少し前から
体調が良くなかったそうです。
それでもお子さんのことに一生懸命で
ご自分のことは全部後回しに
なっていたようです。
あの日の悲しそうなお顔と
「また、来週…」の姿を思い出し
もっと、何かお役に立てる事が
あったのではないか。
あの時、もうひとこと何か
言えたのではないか？
と涙が止まりませんでした。
子どもたちにとって
お母さんの笑顔と元気の
変わりはいません。
お母さん、どうかご自分を
大事にして下さい！
毎週、レッスンで会えて、また来週！とお別れして…
次にまた会える…この繰り返しは当たり前ではない。
毎週、毎時間に感謝です。
リトミック体験会は9月23日です。
少し涼しくなって新しいことを始めるにはいい季節です。
12月にはプチ発表会＆クリスマス会もあります。
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