2017年までに1,470億円。クラウドソーシングの市場規模


クラウドソーシングの市場規模は現在右肩上がり。

2011年度には40億円だったものが、2013年度にはその約6倍、240億円を越えています。

それはなぜか?

2011年の震災以降で新たな雇用形態というものに注目が集ったからだと言われています。



企業側のメリットとしては、案件ごとに業務委託が可能なため、ランニングコストの削減と、専門性を持ったプロフェッショナルを雇用することなく発掘できることにあります。

クラウドソーシングの市場規模が拡大すると、「テレメディアマーケティング」への大きな影響や、「テレワーカー」を探し易くなることなどが見込まれています。


労働者側のメリットとしては、市場規模の拡大が進むと多くの企業がオンライン上で仕事を発注することが考えられます。労働者側としては、時間や場所に捕らわれずに作業をすることができるようになります。

さらに、自身のスキルが高ければ高いほど、専門性があればあるほど、仕事を受注することが容易になり、経験や知識を持った労働者にとってはチャンスとなり、高い技術を発掘しやすい環境になると言えるでしょう。


さらに言うと、労働者側の最大のメリットは、自分が関心を持っている内容だけを、自分が得意な分野のことだけを選べるのということです。

そして、大半はweb上だけで業務を終えることができます。

通常のやり取りはメール、もしくは電話。稀に直接会って対面でというケースもあるでしょうが、その割合はとても少ないです。

そのため「出社する」という煩わしさから解放されるのです。


クラウドソーシングでは今までの働き方では実現できなかったことが達成できます。既存の雇用形態で生じる束縛を受けず、より効率的かつ、興味や適性に応じて業務ができるような仕組みになっているため、自由度の高い仕事ができるようになるでしょう。


「テレワーク」見直されると同時に、「テレメディアマーケティング」にも影響を与えています。

「テレメディアマーケティング」は本来の意味では「電話によるもの」という定義であったあため「テレフォン」の「テレ」を用いたとされています。

まだ、遠くにいる人とコンタクトをとるもっとも効率の良い方法が電話であった時代のことです。

しかし、今は情報通信技術が発達して来た為、「テレワーク」の「テレ」という考え方になりつつあります。


※テレワークとは、情報通信技術(ICT = Information and Communication Technology)を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のことです。 「tele = 離れた所」と「work = 働く」をあわせた造語

(日本テレワーク協会)


クラウドソーシングの市場規模の拡大は「テレメディアマーケティング」という言葉の持つ意味をも変えてしまうようになって来たのです。